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ゴールデンウィークと言われるようになった由来は?

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークと言われるようになった由来は?

ゴールデンウィークといえば1年間の中でも大型連休といえる期間で、旅行やレジャーなどいろいろな計画をして楽しみにしている方もいます。

しかし、ゴールデンウィークはいつからあるのでしょうか。

また、なぜゴールデンウィークというのでしょうか。

あい
そんなゴールデンウィークの生まれた由来や言われるようになった由来について調べてみました。

ゴールデンウィークはいつから始まった?

ゴールデンウィークいつから

まず、ゴールデンウィークが生まれる由来となったのは昭和23年の法律制定です。

この時に9日間の国民の祝日が定められました。それが以下の祝日です。

1月1日 元旦
1月15日 成人の日
2月中旬 春分の日(国立天文台によって前年日に決定)
4月29日 天皇誕生日
5月3日 憲法記念日 
5月5日 子供の日
9月中旬 秋分の日(国立天文台によって前年日に決定)
11月3日 文化の日
11月23日 勤労感謝の日

当時、4月29日は昭和天皇の誕生日で祝日とされており、まだ、5月4日が平日だったので連休ではなかったんですね。

その後、4月29日は新緑を愛でる「みどりの日」とされ、さらに2007年に「昭和の日」へと名称が変更されました。

そして2007年から4月29日だった「みどりの日」が5月4日に変更され、5月初旬に祝日の3連休ができたのです。

つまり、「みどりの日」というのは元々はありませんでしたが、天皇誕生日の変更により祝日が増え、連休になったのですね。

これがゴールデンウィークとされる大型連休ができた由来です。

ゴールデンウィークにも由来があったんですね。

ただ、当時はまだゴールデンウィークとは呼ばれていませんでした。

では、なぜ現在、5月の大型連休をゴールデンウィークというのでしょうか。

そう呼ばれるようになった由来でも何かあるのでしょうか。

あい
ゴールデンウィークと呼ばれるようになった由来を調べてみました。

ゴールデンウィークと言われる由来は?

ゴールデンウィークの由来

ゴールデンウィークと言われるようになった由来ですが、いくつか諸説あるようです。

中でも代表的な由来をご紹介します。

ラジオの視聴率が由来?

まず一つ目の由来がラジオ番組です。

当時、5月の大型連休に放送されるラジオの視聴率が良かったことから、「黄金週間」と呼ばれていたそうです。

昔のエンターティメントといえばラジオが主流だったのでしょうか。

ただ、黄金週間という名ではインパクトに欠けることから、ゴールデンウィークと呼ばれるようになったという説があります。

これが本当なら、もしかしたらゴールデンウィークはカタカナ表記ではなく、堅苦しい「黄金週間」という名の表記だった可能性もあるということでしょうか。

なんかあまり連休といった感じがしませんね。

カタカナ表記に変更されて正解だったようなきがします。

映画界発祥?

そして次に有名な由来が映画業界発祥という説です。

昔は映画のヒット作といえばお正月とお盆にしか出ませんでした。

しかし、1951年の5月初旬の連休に大手映画会社の松竹と大映が「自由学校」という同じ名の別々の映画を作り、公開したところ、それまでのお正月やお盆の映画よりもヒットしたそうです。

このことから当時、大映株式会社の常務であった松山英夫氏によりゴールデンウィークと命名され、5月連休の映画の宣伝文句に使われるようになったという説があります。

確かに現在のゴールデンウィークには連休中の子供をターゲットにしたようなアニメ映画や大人向けのアクション映画などいろいろな映画作品が公開され、ゴールデンウィークのヒットを狙っているような感じがありますよね。

連休といえば映画を見に行くのも家族定番のレジャーの一つになっていますからね。

この映画業界説があることから、NHKや一部の民放、新聞社では5月の連休をゴールデンウィークと呼ばずに「大型連休」と呼ぶようにしています。

雑誌などでもゴールデンウィークとは記載せずに略称の「GW」とよく記載されています。

映画業界でない場合はゴールデンウィークと気やすく使わないようにしているんですね。

業界用語も難しいですね。

ちなみに映画業界発祥の言葉として「シルバーウィーク」もあります。

シルバーウィークは9月の秋分の日や敬老の日の連休を表した言葉で、ゴールデンウィークと同様に1950年代に作られたと言われています。

やはり連休中のヒットを狙ったのではないでしょうか。

ただ、ゴールデンウィークほど根付いていないのは、5月初旬の連休と比較して、短かったり、連休にならない場合があるからのようです。

連休の名称が映画業界発祥だなんて面白い説ですね。

東方見聞録やロッキー山脈が由来?

そして意外な説として、マルコ・ポーロの東方見聞録から来ているという説があります。

東方見聞録の中では日本は「黄金の国ジパング」と記載されており、マルコ・ポーロが来日したのが5月初めだったことから、5月の初めの週をゴールデンウィークとしたという説です。

これが本当なら、いつからゴールデンウィークと言われるようになったのか疑問に思ってしまいますね。

また、ユニークな説として金鉱探しが由来になっているという説もあります。

4月末から5月初旬はロッキー山脈が雪解けで砂金が流れてくることから、そんな砂金探しに山の麓に人が出払ってしまい、街中が閑散として休日状態になったことから「ゴールデンウィーク」と言われるようになったという説です。

これはもう日本の話ではないので疑わしいですね。

ちなみに何日間も祝日が続くゴールデンウィークは日本だけです。

あい
このようにゴールデンウィークと言われるようになった由来は、ユニークな説も含めていくつかあるんですね。

ゴールデンウィークと言われるようになった由来は?まとめ

このようにゴールデンウィークは祝日の制定により生まれた連休で、映画業界やラジオ業界の造語により「ゴールデンウィーク」と言われるようになりました。

2022年のゴールデンウィークは3連休が2回と分かれていますが、有休の使い方によっては6連休、7連休になったりするので、のんびりした時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

それこそ、名前の由来でもある映画を見に行くのもおすすめです。




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あい

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