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えびす講の御供え物は?地域によって違う?

2022年5月12日

えびす講の御供え物

えびす講の御供え物は?地域によって違う?

日本各地には色々なお祭りや伝統行事がありますが、その一つが「えびす講」です。

えびす講とは七福神の1人として知られる恵比寿さまを祀る行事なのですが、その際には決まった御供え物が必要です。

あい
一体、えびす講にはどんな御供え物が必要なのか調べてみました。

えびす講の御供え物は?

えびす講の御供え物は

えびす講は恵比寿さまという神様を祀る行事なので、御供え物が必要になります。

しかし、御供え物を説明するにあたり、えびす講がどんな行事なのか簡単にご紹介します。

そもそもえびす講とは?

えびす講とは恵比寿さまを祀る行事で、日本の各地で行われています。

なぜ、全国的に広まっているのかというと、「神無月」に関係があります。

昔から旧暦の10月である「神無月」は全国の神様が出雲に集まり、会合をする時期とされてきました。

しかし、全国各地の神様が一斉に会合に行ってしまうと、各地の神が不在となり、大変なことになってしまいます。

そうならないように、神様を1人残すことにしました。それが恵比寿さまです。

恵比寿さまは元は漁民の神で、豊漁の神でしたが、次第に商売繁盛や豊穣の神とも言われるようになりました。

このことから各地の神の代役ができるようになったようです。

そして、神無月に本来の地の神に変わり、土地を守ってくれることから恵比寿さまに感謝をしようということで始まったのが「えびす講」です。

えびす講では恵比寿さまに感謝を伝えるため、色々な御供え物を用意します。

ただ、全国各地で行われるため、土地柄もあるのか、えびす講の御供え物は地域によって異なるようです。

あい
では、えびす講の御供え物について、代表的なものをはじめ、地域特有のものまでご紹介します。

えびす講では何をお供えする?

えびす講では何をお供えする?

では、えびす講ではどんな御供え物を用意すればいいのでしょうか?

なんとなく、恵比寿さまは片手に鯛を持っているので、鯛が御供え物に必要かなというイメージはあります。

では、具体的にえびす講にはどんな御供え物が必要かご紹介します。

まず、御供え物は大きく、縁起物と食べ物の2種類があります。

御供え物の縁起物とは?

では、えびす講の御供え物で必要な縁起物ですが、神社でお参りした際にいただいたお札や熊手、福笹が必要になります。

お札は縁起があるのはわかる気がしますが、熊手や福笹はなんのために必要なのでしょう?

実は熊手には畑仕事の際に物をかき集めることから、「幸運や金運をかき集める」と言われています。

つまり、商売繁盛や豊穣の神である恵比寿さまの縁起物として飾ることで、幸運をかき集めてくれる、利益をもたらしてくれるという縁起を担いでいるのです。

そして福笹は恵比寿さまが手にもっている釣り竿に見立てて用意するのです。

なぜ笹なのかというと、笹は風や雪に負けずに真っ直ぐに成長します。

その様子から「商売も何事にも負けずに上手くいきますように」という願いが込められています。

御供え物の食べ物とは?

ではえびす講の際に用意する御供え物の食べ物にはどんなものがあるのでしょう?

代表的なのは尾頭付の鯛です。

確かに恵比寿さまは尾頭付の鯛を片手で持っていることは有名ですよね。

他にも生きたままのフナやサンマなど、地域によって魚の種類は違います。

おそらく、その地域の旬の魚を用意しようとすると、このように地域によって魚が異なるようになったのではないでしょうか?

えびす講が行われる旧暦の10月というと、ちょうどサンマが旬の時期でもありますし、豊漁の神様に美味しい獲れたての魚をお供えしようとする意味があるのでしょう。

さらに魚の他にも赤飯や葉付き大根、旬の野菜や果物などを御供え物として用意します。

恵比寿さまは豊穣の神様でもありますから、美味しい旬の物をお供えしようということなのでしょう。

どうして尾頭付?葉っぱ付き?

では、どうして鯛は尾頭付きで、大根は葉付きなのでしょう?

魚なら切り身、野菜なら食べやすいサイズでもいいのではないのでしょうか?

実はこの尾頭付や葉っぱ付きにも理由があります。

尾頭付、葉付きというのは自然のままの形なので、自然から受けた恩恵をそのままありのままの形でお供えしようということなのです。

ただ、大根については食べやすくするためか、葉付きではなく「なます」にして供えする地域もあるようです。

あい
このようにえびす講の御供え物は縁起物と食べ物の大きく2種類があります。

えびす講の御供え物はどこに飾る?

えびす講の御供え物はどこに飾る?

では、えびす講の御供え物はどこに飾ればいいのでしょうか?

恵比寿さまを祀る行事で、恵比寿さまは神様なので、神棚に飾ればいいような気もしますよね。

確かにえびす講の御供え物は神棚にするところもありますが、お宅によっては神棚がない場合もありますよね。

そんな時は玄関や床の間、運気が上がりやすいと言われる東向きや南向きにおいたりします。

ちなみに神棚があっても、普段は恵比寿さまではない神様を祀っている場合もあります。

そんな時は神棚ではなく、神棚の近くに御供え物を飾ってもOKとされています。

確かに普段祀っている神様のところに飾ると、地元の神様の肩身が狭くなってしまいますからね。

重要なのは形よりも気持ちです。

元々は恵比寿さまに感謝の気持ちを伝えるための行事なので、まず、お供えする際にはしっかりとお供えする場所の掃除をしてきれいにしてから縁起物や食べ物をお供えするようにしましょう。

神様も綺麗に掃除してもらった方が居心地がいいですし、気持ちよく迎えてもらっているというのが伝わりますからね。

えびす講は地域によって時期や御供え物の内容が異なるのと同様に、ご家庭によって御供え物の飾る場所も違ったりするので、もし嫁ぎ先などで、えびす講を初めてみるなら、覚えておくといいでしょう。

あい
このようにえびす講の御供え物の内容や飾り方は地域やご家庭によって、異なるようです。

えびす講の御供え物は?地域によって違う?まとめ

えびす講の御供え物は熊手や福笹といった縁起物と、尾頭付の鯛や葉付き大根、旬の野菜などがあります。

何をお供えするかは地域やご家庭によって異なるので、引っ越し先や嫁ぎ先でもし行っているようなら、家族やご近所の方に詳しく聞いてみるといいでしょう。




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