祝日

春分の日っていつ?なんで毎年変わるの?

春分の日

春分の日っていつ?なんで毎年変わるの?

日本には色々な祝日があります。

春にもいくつか祝日がありますが、その一つが「春分の日」です。

祝日というと日にちが決まっているものが多くありますが、実は「春分の日」はその年によって変わります。

そもそも春分の日とはなんなのでしょうか?

なんで毎年日にちが変わるのでしょうか?

あい
春分の日がどんな日なのか、今年はいつなのか、なぜ毎年変わるのかをまとめてみました。

春分の日とは?

春分の日とは

そもそも「春分の日」がいつなのか、どんな日なのかというと、国に定められた祝日の一つです。

具体的には「自然をたたえ、生物を慈しむ日」とされています。

なぜ、このような目的が掲げられているのかというと、「春分の日」というのは、今まで夜の時間が長かった寒い冬から、昼の明るい時間と夜の暗い時間が同じくらいになる日へと変わる日だからです。

つまり、寒い冬が終わりを告げ、暖かい春へと向かい始める日なのです。

春といえば緑が芽を出し始め、冬眠していた動物たちも目覚める頃です。

だから生物を慈しむ日とされているようです。

ちなみに春分というのは二十四節気の一つとされています。

二十四節気は昔、中国から伝わってきたもので、太陽の位置を基準にして一年を24つの時期に分けたものです。

その中でも春分はいつに当たるのかというと、立春から始まって4つ目の時期に当たります。

日本ではこの二十四節気を大切にしており、春分の他にも夏至や秋分、冬至なども二十四節気の一つです。

また、春分の日は「春のお彼岸」とも言われています。

というのも、現在は国民の祝日とされていますが、祝日と決められる以前は「春季皇霊祭」といって、宮中の先祖の霊を祀る日でした。

そのため、お彼岸として今も先祖を敬って墓参りをする風習が残っているのです。

では春分の日にちがいつなのかというと、毎年3月中旬にあるイメージですが、2022年は3月21日です。

そして実はこの春分の日というのは「5月5日」の「子供の日」のように日にちが決まっているわけではありません。

春分の日がいつかというのは毎年変わっているのです。

あい
春分の日はなぜ毎年変わるのでしょうか、またそれはいつ決められるのでしょうか?

なんで毎年変わる?

毎年変わる春分の日

では、なぜ春分の日がいつかというのが毎年変わるのでしょうか。

毎年3月中旬にあることはわかっていますが、その年になってみないといつなのかわかりません。

その理由は二十四節気の特徴にあります。

実は二十四節気というのは、いつがこの日と決まった日付固定ではないのです。

そのため、年によって日付が変更してくるのです。

確かに、二十四節気は太陽の位置によって一年を分割したものです。

しかし、1年は365日、毎年、毎日太陽は同じ軌道を動くわけではありません。

だからこそ自然は移り変わっていくのでしょうが、それにより太陽を軸にした二十四節気は毎年異なるのです。

じゃあ、春分の日はどうやって決められるのかというと、太陽の軌道がわかった時点で決められます。

太陽の通り道を黄道と言いますが、この黄道と地球の赤道を延長した線が交わる2ヶ所の点を、春分点、秋分点といい、春分点に当たる日を「春分の日」、秋分点に当たる日を「秋分の日」としているのです。

この春分の日の日にちがいつ決まるのかというと、前年の2月1日です。

国立天文台が太陽の軌道から算出した春分点、秋分点がいつかを定め、政府がそれを元に春分の日の日にちを発表しているのです。

確かに前年に発表してくれないとカレンダー作りができませんよね?

あい
このように春分の日がいつかというのが毎年変わるのは、太陽の軌道が変わるからであり、その動きを確認した上で国立天文台が定めているからなんですね。

春分の日には何をする?

春分の日に何をする

次に、春分の日がいつなのか、どういう日なのか大体わかったところで、具体的に何をするのでしょうか?

「自然をたたえ、生物を慈しむ日」とされていますが、節分のように豆まきをしたり、こどもの日に鯉のぼりをあげたりなど、何か決まった行事はあるのでしょうか?

二十四節気の由来である中国では春分の日に卵を立てる風習があるそうです。

というのも春分は昼の長さと夜の長さのバランスが等しくなります。

そのため、普段、不安定なものさえバランスが取りやすくなり、卵も立つと言われているのです。

では、日本ではどうなのかというと、実は春分の日だからといって、いつどこで何をするなど、具体的に何をしないといけないということは決まっていません。

ただ、「春のお彼岸」なので、お墓参りに行ったり、ご先祖様を敬い、感謝するのがいいでしょう。

お墓参りというのは意外にいつ行けばいいかわからないという方もいます。

春分の日は寒かった冬も終わり、温かくなりつつあるのでお墓参りには絶好のタイミングです。

春は「春のお彼岸」と言われる春分の日に、夏は先祖が帰ってくるというお盆に、秋は「秋のお彼岸」と言われる秋分の日に行けばちょうど良いのではないでしょうか。

また、春分の日は春がスタートする時期でもあります。

芽吹いてきた花や蕾を見て、春の訪れを感じるのもいいのではないでしょうか。

また春らしい山菜や食材を取り入れたものを食べるのもいいでしょう。

その時期の旬のものを食べることは体にもいいので、健康を気遣うと共に季節感を感じられます。

ちなみに春分の日がいつかというのは政府の発表で祝日が定められていますが、春分というのは二十四節気では春分の日から次の節気である清明までの15日間を指します。

そのため、春分らしいことをするなら、この間にサイクリングや登山など春を感じ取れるようなことをしてみるのもいいのではないでしょうか。

あい
このように春分の日がいつかというのは政府の発表で決まっていますが、何をするかというのは決まっていないようですね。

春分の日っていつ?まとめ

春分の日は春の訪れとなる日で、中国由来の二十四節気をもとにした祝日です。

いつかという日にち固定ではなく、太陽の軌道により国立天文台によって決められるので、毎年日にちが異なります。

特に何をするという決まりはありませんが、せっかくの春の訪れ、何か春らしいことをしてみるのもいいかもしれませんね。




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あい

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