七夕に親御さんも願い事を書いてと言われたら?
6月も末になると幼稚園や保育園に入った子供たちも落ち着いてきて、園内でのイベントを楽しめるようになってきます。
そんな時によく行われるイベントが七夕です。
笹に願い事を書いた短冊を飾りますが、園児ではまだ自分が思ったことを上手に書けない場合があります。
そんな時、親御さんが代わりに書いてと言われることもありますが、なんて書けばいいのでしょう。
幼稚園児や保育園児が七夕に書く願い事って?
七夕シーズンが近づくと、大抵の幼稚園・保育園で短冊飾りを作ります。
七夕は織姫と彦星が年に一度会う日というお話を読んだり、色とりどりの飾りを作って、子供もお祭り気分で楽しめるイベントです。
そんな時、もちろん、子供にも短冊が配られ、好きな願い事を書くようにと言われます。
中には家に持って帰って「親御さんに願い事を書いてもらってね」と言われる園もあります。
子供も3歳、4歳ぐらいになってくると「何になりたい」と自分で願い事を言うようになってきます。
5歳、6歳になるとひらがなを覚えて自分で好きな願い事を書くようになる子もいます。
そして小さい子にありがちな願いといえば「〇〇になりたい!」です。
仮面ライダーやプリキュアといった人気アニメのキャラクターになりたい子もいれば、カブトムシやクワガタ、ライオンやゾウなど、自分が憧れる昆虫や動物になりたいと言う子もいます。
もうすぐ小学生という年長さんにいたっては、お医者さんや警察官など、将来の夢を書きたいという子もいます。
親としては、もちろん、昆虫や動物には現実的になれないのはわかっていますが、子供が自分の七夕の願い事にそれを書きたいと言うならば、そのまま書いてあげたほうがいいでしょう。
「なれないから、これにしようよ」、「こっちの方がいいよ」などと親が言うと、子供は自分の気持ちを否定されて怒ったり悲しくなってしまいます。
だから、どんなに突飛な願い事でも子供がいうなら、その通りに書いてあげましょう。
むしろ、当時の可愛らしい七夕の思い出としてとっておけますよ。
虫になりたい、食べ物になりたいと言うのは成長した子供からしたら恥ずかしいかもしれませんが、親としては「こんなこと言ってたなぁ」なんて、いい思い出になります。
親御さんが代わりに書く場合はなんて書く?
では、親御さんが七夕の願い事を書く場合はどのように書けばいいのでしょう。
上述のように自分で願い事がはっきりしている子はそのまま代筆すればいいですが、1歳や2歳の子の願い事を書いてと言われる場合や、親御さん自身の願い事を書いてくださいと言われる場合もあります。
そこで、簡単な七夕の願い事の書き方をご紹介します。
お子さんの願いを代筆する場合
まず、お子さんが自分の意見を言えない年齢の場合はどのように書けばいいのでしょうか?
0歳や1歳では自分の意見をいうどころか、意思表示がまだはっきりしない場合もありますよね。
そんな時はお子さんが好きなもの、もしくは好きそうなものに関することを書いてあげるといいですよ。
例えば、お子さんに好きなキャラクターがある場合は「〇〇に会えますように」や「〇〇みたいにカッコよくなれますように」、「〇〇みたいに可愛くなれますように」などがあります。
また、車が好きな子には「かっこいい車に乗れますように」とか、好きな食べ物がある子には「〇〇がいっぱい食べられますように」など、親御さんが見てわかる、お子さんの好みを取り入れてあげるといいでしょう。
好みがわからない場合は、「大きくなれますように」とか「いつもいっぱい遊べますように」、「お友達ができますように」など、お子さんの成長や園でこれからこう過ごしてほしいなどの願い事を書けばOKです。
親御さんがお子さんに望む願いを書く場合
中には「親御さんの願い事を書いてもいいですよ」とか「親御さんの願いも飾るので一緒に書いてくださいね」と言われる場合もあります。
そんな時、どういうふうに書けばいいのでしょうか?
まず、園に飾ると言うことは、保護者や先生の目につくので、「宝くじに当たりますように」とか「痩せられますように」など自分本位な願い事は書かない方がいいでしょう。
おすすめはやはり、お子さんに関する願い事です。
例えばお子さんがピーマン嫌いなら「ピーマンも美味しく食べられますように」とか、お子さんが今、頑張っていることがあるなら「水泳が上手になりますように」、「サッカーが上達しますように」などその頑張っていることを願い事に書くといいでしょう。
他にも「1年間、健康でいられますように」、「健やかに育ちますように」、「家族旅行に行けますように」、「遠くのおじいちゃんやおばあちゃんに会えますように」など、お子さん成長や家族での願い事を書くのもおすすめです。
小学受験を控えているなら合格祈願を書くのもいいでしょう。
ちなみに、本来、七夕というのは中国では乞巧奠と言って織姫にちなんで裁縫の上達を祈る日でした。
実は織姫は元々裁縫の達人で、天帝に認められるほどの才能を持っていました。
そのため、お子さんが上達したいことを親が七夕に願うのは本来の由来に合っているとも言えますね。
七夕に親御さんも願い事を書いてと言われたら?まとめ
このように七夕にはお子さんだけでなく、親御さんにも願い事を書いてほしいと言われる場合がありますが、深く考えずに、お子さんや家族の願い事を素直に書けばいいでしょう。
お子さんの今の願い事はもしかしたら虫や動物になりたいという突飛な願い事かもしれません。
しかし、それを書いた短冊を取っておくと、可愛い当時の思い出としてとって置けるので、願い事はお子さんが願ったままのことをそのまま書いた方がいいですよ。