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クリスマスに祝うのはなぜ?クリスマスの始まりは?

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クリスマスに祝うのはなぜ?クリスマスの始まりは?

クリスマスというと、子供から大人まで楽しみにしているイベントですよね。

イルミネーションイベントがあったり、ちょっと豪華なディナーを楽しんだり、いつもより特別な日という感じです。

あい
そんなクリスマス、元々はお祝いをする日なのですが、なぜ祝うのでしょうか、調べてみました。

クリスマスの由来は?キリストの誕生日ではない?

クリスマスの由来

日本では宗教に関係なく、クリスマスを祝う人も多いので、なぜ祝うのかわからない人もいるでしょう。

まず、なぜクリスマスを祝うのかというと、イエス・キリストの降誕祭だからです。

そもそも、クリスマスというのはキリスト教にとって大事な日です。

というのもイエス・キリストの降誕した日と言われているからです。

世の中には「クリスマスはキリストの誕生日」としてイメージしている方もいるでしょうが、実は誕生日ではないのです。

キリストの誕生日というのは、実は正確なところはわかっていません。

しかし、キリスト教ではイエス・キリストがこの地に降り立った日、つまり降誕した日を特別な日としており、それが今のクリスマスなのです。

ちなみにこの降り立った日というのも厳密には違うようで、キリスト教の信者が「イエス・キリストを神として信じるようになった日」のようです。

つまり、信者によって誕生した日ということですよね。

確かに神様が降り立った日なら、なぜ祝うのかわかるような気もしますよね。

キリスト教にとって始まりとも言える日ですからね。

だからこそ祝うのでしょう。

ただ、このクリスマス、なぜ祝うのかというと、実はキリストの降誕した日というのが理由だからという訳ではないようです。

確かに今ではキリスト教の信者かどうかは関係なく世界的なイベントですからね。

中には、もちろん、キリスト教ではなく、他の信者という人もいるでしょう。

あい
ではなぜクリスマスを祝うのか、もっと詳しくみてみました。

始まりは冬至祭?

クリスマスの始まり

なぜクリスマスを祝うのかというと、実はクリスマスよりも古いお祭りがあり、それを祝うのがクリスマスの由来だったとされています。

そのお祭りというのが「冬至祭」です。

日本人にとって冬至というと、ゆず湯やカボチャを食べるのが風習で、お祭りといったイメージは全くありませんよね。

むしろ、これから寒くなるので温かいものを食べたり、体を温めて備えないとといった感じですよね。

でも実は古代ヨーロッパでは冬至という日は一年のうちで大事な日とされていました。

冬至とは一年のうちでも、もっとも夜の時間が長い日です。

古代ヨーロッパ、特に北欧において冬は厳しい寒さに襲われる季節であり、1日中太陽が見えないこともあったでしょう。

そして寒い季節というのは人々の体力も失われやすい時期です。

古代ですから、もちろん暖房などはなく、食料がままならないことだってあったはずです。

つまり、生きるのがやっとの季節だったのです。

そのことから冬は悪魔が訪れる季節とまで言われていました。

確かに寒さや飢えで無くなってしまう人が多いと、「悪魔のせいだ」と思っちゃいますよね。

そのため、当時の人々にとって春というのは待ち遠しい季節でした。

そして冬至というのは一年でもっとも夜が長い日で、この日を境に太陽が登っている時間が長くなってきます。

つまり太陽が力を取り戻し、春の兆しが見え始める日とされていたのです。

ともなれば、人々は太陽が力を取り戻した日を祝うようになります。

これが「ユール」という冬至祭だったのです。

これはなぜ祝うのかわかる気がしますよね。

苦しい季節を終え、あとは暖かくなるのを待つだけとなると、お祝いしたくなります。

それに当時の古代ヨーロッパでは太陽神を神とした讃えるミトラ教が勢力を伸ばしていました。

つまり、太陽を神と崇める人々にとっては太陽が力を取り戻す日は特別な日だった訳です。

つまり冬至をなぜ祝うのかというのは、宗教的にも祝うのにぴったりな日だったという訳です。

では、なぜこの冬至祭がクリスマスになっていったのかというと、4世紀ごろ、キリスト教を信仰するローマ帝国の侵略により、キリスト教も広まりつつありましたが、まだまだ異教徒の勢力が強く残っていました。

その当時のイエス・キリストの降誕祭は1月に行われていたのですが、ある教皇により、異教徒にもキリスト教を広めたいということから伝統的な冬至祭が行われる12月25日にイエス・キリストの降誕祭を行うことが定められました。

これが今でいうクリスマスの始まりです。

これにより、異教徒にもクリスマスは浸透し始めました。

そして今では世界的に浸透した一大イベントになっているのです。

ちなみに今でこそ、クリスマスの飾りといえばクリスマスツリーが定番ですが、この飾りをもともと行っていたのは冬至祭のユールです。

古代ヨーロッパではユールの期間中、樫の木にリボンをつけて家の中に飾る習慣がありました。

というのも、樫の木は生命の象徴的な木で、悪霊が家に入るのを防ぐ効果があると考えられていました。

これが今のクリスマスツリーの原型になったと言われています。

ただ、今でこそ色々な可愛らしいオーナメントをつけますが、当時の飾りは今とは全く異なり、本物のフルーツやお菓子を飾ったそうです。

もしかしたら、それが今のりんご型やスティッキキャンディ型のオーナメントの由来になっているのかもしれませんね。

ただ、当時の飾りの中には火のついたキャンドルもあったそうなので、どの家も火事にならなかったのか、ちょっと気になります。

あい
これがなぜクリスマスを祝うようになったのかの由来です。
元々は違うお祭りに融合させることで、現代のクリスマスが出来上がったようですね。

クリスマスに祝うのはなぜ?クリスマスの始まりは?まとめ

クリスマスになぜ祝うのかはイエス・キリストの降誕祭ということだけではなかったんですね。

実はそのお祝いには冬至祭が深く関わっていた訳です。

いわゆる、キリスト教以外を信仰する人も一緒にお祝いを楽しめる日だったということです。

これがわかると、キリスト教でない人も気軽にクリスマスをお祝いできそうですね。




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あい

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