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クリスマスはなぜチキンを食べる?

フライドチキン

クリスマスはなぜチキンを食べる?

クリスマスといえば子供から大人まで楽しみにしている日で、クリスマスプレゼントを用意したり、ディナーをどうしようか考えたりしますよね。

あい
そしてクリスマスの定番メニューといえばチキンですが、なぜクリスマスにはチキンを食べるのでしょうか、調べてみました。

クリスマスにチキンを食べるのは日本オリジナル?

クリスマスのチキン

まず、クリスマスといえばイエス・キリストの誕生日ですよね。

そんなクリスマスが日本に伝わったのは、フランシスコ・ザビエルが日本に上陸した時のようですが、その後、禁教令により実質、キリスト教は布教されなかったため、国内で広まることはありませんでした。

しかし、鎖国解禁の後、徐々にクリスマスは広がり、明治後期にはキリスト教関係なく、クリスマスが浸透していきました。

1900年に入り、サンタクロースの絵が日本でも登場し、1910年には創業したばかりの不二家からクリスマスケーキが販売されるようになりました。

戦時中は祝うこともなくなりましたが、戦後、また復活し、一般家庭でも祝うようになりました。

これが日本でのクリスマスの始まりです。

では、クリスマスにはどう言うことをするのかというと、日本ではクリスマスプレゼントをもらって、いつもよりちょっと豪華なディナーを楽しむという感じですよね。

でも、この過ごし方、国によってちょっと違うんです。

アメリカではミサに行って讃美歌を歌ったり、お祈りをします。

そして日本ではクリスマスは恋人同士は2人で過ごすイメージですが、アメリカは家族で集まります。

そしてクリスマスケーキではなく、ツリーや靴下型に可愛いアイシングをしたカラフルなクリスマスクッキーなどを食べるのです。

そして、ドイツの場合はケーキではなく、シュトーレンと言ってドライフルーツがたっぷり入ったパンを食べたりします。

このように、クリスマスの食べ物は国によって違います。

そして、日本ではクリスマスといえばメインはチキンです。

シーズンになるとスーパーでもチキンが並んだり、お惣菜コーナーにも並びますよね。

そしてコンビニやケンタッキー、モスバーガーなどでもクリスマス用のチキンが予約できたりします。

このように日本でのクリスマスというと、なぜかチキンを食べるのが定番になっていますが、アメリカでは違うようです。

元々のクリスマスメニューは七面鳥?

実はアメリカのクリスマスメニューといえばターキー、つまり七面鳥です。

なぜ、七面鳥なのかというと、アメリカの開拓時代のことが影響しているようです。

元々、中世のヨーロッパでのお祝いメニューといえば、羊肉や豚肉でした。

それがなぜ七面鳥になったのかというと、アメリカ開拓当時には自由に豚や羊を飼えなかったことから、当時、アメリカに多かった七面鳥を食べる習慣ができました。

七面鳥といえば大きいので、家族全員でお腹いっぱい食べるのにもちょうどよかったのです。

クリスマスは家族で集まるのが一般的ですからね。

料理も大人数分用意する必要があったんですね。

アメリカ映画でもお祝いの際によくローストターキーが登場しますよね。

これにより、クリスマスなどのお祝いにはローストターキーが根付いたのですが、なぜ、日本はチキンなのでしょう。

実はクリスマスが日本に伝わった時に、日本では七面鳥はなかなか手に入りにくい食材でした。

今でも一般家庭ではなかなか手に入りにくいですよね。

そのため、代わりにチキンを使うようになったのが習慣化し、クリスマスディナーといえばチキンを食べるのが定番になったようです。

あい
このように、クリスマスメニューになぜチキンを食べるようになったのは日本ならではの理由のようです。

日本でクリスマスチキンが根付いたのはケンタッキーのおかげ?

ケンタッキー・フライドチキン

さらになぜ日本でチキンが根付いたかには、もうひとつ、ある企業が影響しているようです。

実はクリスマスディナーといえばチキンですが、ローストチキンの他にもフライドチキンのイメージがあったりしませんか。

なんとなく、ローストチキンの場合はローストターキーの代わりといった感じがします。

でも、フライドチキンというと、全く違う料理になってしまっている感がありますよね。

でも、確かにクリスマスシーズンにはフライドチキンもスーパーやコンビニによく並びます。

なぜ、日本でのクリスマスにフライドチキンが定番になったのでしょう。

実はなぜクリスマスにフライドチキンを食べるのかに大きく影響しているのが、ケンタッキーです。

確かにクリスマスシーズンになると、クリスマスバーレルと言って、通常では購入できないパーティーメニューのセットが売られたりしますよね。

予約数も多く、事前予約が必要なものまであります。

なぜ、ケンタッキーが影響しているのかというと、日本に出店したのは1970年なのですが、それ以降、日本では大阪万博や高度成長により徐々にアメリカ文化が浸透していきました。

でもまだ、骨つき肉をそのまま食べる文化はあまりありませんでした。

そんな時、ある外国人が日本でクリスマスのお祝いを手軽にするために、七面鳥がないのでケンタッキーでフライドチキンを購入しました。

このことからケンタッキーの営業マンが着想を得て「クリスマスにはケンタッキー」ということで売り出したところ、定番化して広まったようです。

今ではケンタッキーだけでなく、コンビニやモスバーガーなどでもクリスマス用のフライドチキンは予約できます。

あい
このようになぜ日本でクリスマスにチキン、とりわけフライドチキンが広まったのにはケンタッキーフライドチキンが影響をしているようです。

クリスマスはなぜチキンを食べる?まとめ

クリスマスになぜチキンを食べるのかというのには、七面鳥が手に入りにくいという日本ならではの理由があったんですね。

さらに今でこそ定番のフライドチキンの定番化にケンタッキーフライドチキンが影響していたのにも驚きです。

パーティーバーレルはみんなで手軽にワイワイ食べるのにちょうどいいですしね。

ただ、人気があって、当日は売り切れちゃう可能性もあるので、もしケンタッキーのフライドチキンを食べるなら早めに予約しておいた方がいいかもしれませんね。




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あい

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