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放生会のおはじきとは?なんで人気がある?

放生会おはじき

放生会のおはじきとは?なんで人気がある?

博多放生会は全国の放生会の中でも盛大なお祭りとして人気です。

そんな放生会では、博多放生会だからこそ入手できる人気アイテムがあります。

それが放生会おはじきです。

あい
放生会おはじきとは一体、どういうものなのでしょうか?

放生会おはじきとは?

放生会おはじきとは

放生会とは?

放生会とは1000年もの歴史がある伝統的神事です。

その昔、古代インドでお釈迦さまが干からびてしまった池で死にそうだった魚を助けたことが由来で始まったお祭りです。

放生、つまり生きたものを野に放して殺生を戒めることとしたお祭りで、インドから中国、そして日本へと伝わってきました。

日本では各地で放生会が開催されますが、中でも有名なのが福岡博多の筥崎宮で行われる放生会です。

なぜ博多放生会が有名なのかというと、1週間も行われる大規模なお祭りだからです。

博多には博多どんたくや博多祇園山笠といった有名なお祭りがありますが、それと並ぶ博多三大祭りの一つとされています。

博多放生会の見どころといえば、氏子約500人によっておこなわれる御神幸があります。

2日間にわたって行われるお神輿行列で、筥崎宮から出発する御下りと、筥崎宮に到着する御上りがあります。

どちらも時間をかけての行列で、お祭りとしてはかなりの圧巻です。

そんな博多放生会には約1kmに渡って500もの露店が並びます。

筥崎宮名物の社日餅や新生姜をはじめ、トルコ料理やメキシコ料理など様々な国の屋台があり、色々な国の味を気軽に楽しめます。

さらに博多放生会では、他の放生会で見かけないお店も並びます。

それが見世物小屋やお化け屋敷です。

見世物小屋はユニークなサーカスといった感じで、レトロなテントのステージで、面白おかしいショーを次から次に行なっているので飽きることなく楽しめます。

お化け屋敷は規模こそ小さいものの、数軒あり、中にはゾンビ専門のものまでありので、お化け屋敷巡りなんて珍しいこともできます。

さらに露店の中には博多放生会ならではのアイテムが購入できるお店もあります。

有名なのがガラス楽器の「チャンポン」や「放生会おはじき」です。

「チャンポン」は長崎ではビードロと知られる楽器で、放生会の場合は巫女さんが絵付をしてくれることから人気があります。

では、放生会おはじきとは何なのでしょうか。

おはじきというと、ガラスでできたおもちゃで、小学生低学年で算数に使う場合もありますよね。

そのおはじきとは別物なのでしょうか?

放生会おはじきとは?

放生会おはじきとは、一般的なおはじきとは違い、職人が手作りで作ったものです。

放生会は神事なので、縁起物もあるのですが、放生会おはじきはまさに縁起物の一つです。

というのも、おはじきには「厄をはじく」という意味合いがあり、その年の厄除けアイテムとして販売されていたのです。

そして博多放生会おはじきの場合、博多人形の職人さんのグループ「博多人形白彫会」が作製しています。

直径2cmほどの素焼きの粘土製で、魚や武士、縁起物など色々なデザインがあります。

ガラス製のおはじきと違って、温かみがあり、ユニークなデザインもあることから、博多放生会ならではのアイテムとして人気なのです。

あい
このように博多放生会には見どころがたくさんありますが、その一つが職人手作りの放生会おはじきのようですね。

人気すぎて販売中止になったことがあるって本当?

放生会

そんな博多放生会の人気のおはじきですが、実は販売中止になったことがあるんです!

元々、放生会おはじきの発祥は博多の伝統工芸「博多人形」を作っている白彫会が1978年から地域の特色を出そうと、博多おはじきを作りはじめました。

そして放生会を行う筥崎宮が1980年に依頼して放生会おはじきを作ってもらうことになりました。

1箱25個入りで、約3000円ほどだったのですが、販売当初は年ごとにテーマを変えていました。

「和食」や「九州旅めぐり」など、その年によってデザインが違い、数に限りもあったことからレア感も出てきました。

さらに、手作りということもあって、年代や職人さんによって色々なデザイン・表情のおはじきが作られるようになりました。

すると、可愛いので集めたいと考える収集家やマニアの方が出てきます。

そんな方々により、徹夜の行列ができてしまったり、転売により儲けようとする人々が出てきました。

行列ができると夜間の騒音で迷惑する人もいたり、トラブルが発生すると、神職の人がその対応に追われ、通常通りの神事ができなくなってしまいます。

さらには白彫会 は高齢化しつつあるのに、需要が高まったことで、1人約2000個も作らなければいけないことになり、作成が追いつかないということで2017年に放生会おはじきは販売中止になったのです!

せっかく可愛いおはじきが買えないと思うと残念ですよね。

でも安心してください。

放生会おはじきではなく、筥崎宮おはじきとして販売されています。

筥崎宮おはじきの場合は、放生会だけでなく、年中同じデザインのものが購入できるようになっているため、無理な行列ができたり、転売目的で購入する人が減ったようです。

せっかく温かみのある福岡ならではのおはじきですから、放生会だけでないとしても再販されてよかったですよね。

年中購入できるといっても博多ならではのアイテムなので、観光にきた際のお土産にもおすすめです。

数個入りだったりするので1箱購入すれば、友人に一つずつ旅の思い出として渡せます。

職人手作りの伝統工芸なら、多くの人が喜ぶはずです。

厄除けという意味合いもありますし、お守りがわりにもなりますね。

あい
このように放生会おはじきは人気すぎて販売中止になったことはあるものの、年中購入できる筥崎宮おはじきもあるので、放生会に出かけたら、みてみてはいかがでしょうか。

放生会おはじきとは?なんで人気がある?まとめ

放生会おはじきとは博多人形職人が手作りで作った可愛らしいおはじきで、放生会で購入できます。

温かみのある粘土製のおはじきで、色々なデザインがあるので、観光で放生会に参加した際はお土産におすすめです。

「厄をはじく」という意味合いもあるので、厄年の方へのプレゼントにもぴったりです。




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あい

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