お中元・お歳暮

お中元はどうやって渡すのが正解?渡す時に添える挨拶の一言って?

お中元の挨拶

お中元はどうやって渡すのが正解?渡す時に添える挨拶の一言って?

7月になると、日頃お世話になっている方にお中元を渡しますが、今年から初めて渡すという方もいるでしょう。

社会人になったばかりの方や渡し慣れていない場合、用意することはわかっていても、どうやって渡せばいいのかわからない場合があります。

毎年送ってはいたものの、ただ送っていただけなんてことはありませんか?

あい
そこで、お中元の正しい渡し方や、その時に添える挨拶の一言などをご紹介します。

お中元の正しい渡し方って?手渡し?郵送?

お中元の正しい渡し方

まず、お中元の渡し方についてですが、今は郵送で済ます方も多いでしょう。

しかし、本来、お中元というのは自宅を訪問して手渡しするのが正式なマナーとされています。

ただ、渡す相手が遠方だったり、先方も忙しくて自宅を訪問できない場合もありますよね。

そのため、郵送も一般的となってきました。

しかし、手渡しでも郵送でも、お中元はただ渡せばいいというものではありません。

渡し方にもしっかりとマナーがあります。

では、そんなお中元の正しい渡し方についてご紹介します。

手渡しの場合

では、手渡しの場合はどうすればいいのでしょうか?

手渡しは正式なマナーですが、渡す際にも渡し方や一言添えるマナーがあります。

順番にご紹介します。

①事前に連絡をしてから伺う

手渡しする場合、一般的には先方のお宅を訪問しますが、いきなり訪問するのはマナー違反です。

というのも先方にも先方の都合があり、突然訪れると、外出する予定があったり忙しかったりで迷惑になってしまう場合もあるからです。

訪問される側も、来客に備えて準備をしなくてはいけません。

そのため、手渡しするために伺う場合は事前連絡が必要なのです。

ただ、電話の際に「お中元を渡したいので」というのはマナー違反です。

一般的には「夏のご挨拶に伺わせていただいてよろしいですか」といった感じで、伺いたい旨を伝えてください。

そして事前連絡の際には伺う時間も伝えておくといいでしょう。

時間帯的には朝やお昼時、夕方は避けるようにしてください。

朝は先方に来客の準備を急かすようになってしまい、昼時や夕方も食事の時間にお邪魔をしてしまう可能性があるからです。

一般的には10時から16時で食事の時間を除いた時間がいいとされていますが、先方に事前連絡をした際に、「何時の方がいい」と日時を指定されたら、その時間に訪れるといいでしょう。

②お中元は風呂敷や紙袋で包んでいく

以前はお中元は風呂敷で包んでいくのがマナーでした。

しかし、最近は簡略化され、紙袋でもOKとされています。

ただ、紙袋がシワだらけだったり、汚れているとマナー違反なので、未使用の物を使うようにしてください。

最近はネットで購入しても、お店で購入しても持ち帰り用とは別の未使用の紙袋がついてくるので、それを使えば大丈夫です。

また、お中元には熨斗をつけますが、手渡しで渡す場合は外熨斗にするといいでしょう。

そうすると、一目で表書きを確認できます。

③玄関もしくは室内で手渡す

そして訪問して手渡すのですが、いきなり渡すのはマナー違反になります。

通常は先方も時間を取ってくれ、室内に案内してくれます。

そのため、玄関口では「ご無沙汰しております」や、「本日はお時間を取っていただき、ありがとうございます」などの挨拶を一言交わすといいでしょう。

では室内で渡す場合の手順はあるのでしょうか?

その場合は、再度、挨拶を一言言ってから風呂敷や紙袋からお中元を取り出します。

そして、一度、自分に向けてみて汚れていないか、間違いがないかサッと確認してから、品物を180度回転させて先方に読めるように向けてから両手で渡してください。

その際に添える一言として、「お気に召すかわかりませんが」、「お納めください」と言うのが一般的です。

中には先方も忙しく、玄関先で渡す場合もあるかもしれません。

そんな時は利き手でない方で、包みを持ち、利き手で風呂敷を解いて中身を出してから抱えるように持ち直して、一度、風呂敷を軽く畳んでしまいます。

それから一言、日頃の感謝のお礼や挨拶を添えながら渡すといいでしょう。

そして包んできた風呂敷や紙袋は持って帰るのが一般的です。

郵送の場合

では、郵送の場合にもマナーはあるのでしょうか。

実は、お中元の郵送にもマナーはあります。

まず、一つ目のマナーとして先方にお中元が届く前に送り状を送ることです。

送り状とは「いつぐらいにどのようなものが届くのか」をかいた挨拶状です。

本来は訪問するはずのお中元を郵送で送るので、実際にお礼を言えない分、しっかりと相手への挨拶とお中元が届く旨を書いておきます。

送り状を送っておかないと、先方が旅行などの外出で受け取れなかったり、知らない宛先から届いて不審に思う場合もあります。

そうならないためにも、あらかじめ送り状を送っておくことがマナーなのです。

さらに郵送の場合の熨斗にも注意が必要です。

手渡しの場合は外熨斗にしますが、郵送の場合には内熨斗にします。

と言うのも、外熨斗にしておくと郵送中に汚れてしまう可能性があるからです。

そうならないように、ネットなどで注文する際には必ず内熨斗にするようにしてください。

あい
このように、お中元は手渡しの場合は一言挨拶を添えながら渡したり、郵送の場合はあらかじめ送り状で挨拶や送付する旨を伝えておくなどのマナーがあります。

手渡しの場合、渡す時に添える一言は?

お中元に添える一言

さらにお中元を渡す際に一言、挨拶を添えるのが一般的とされていますが、よく聞きがちな挨拶が「つまらない物ですが」という一言です。

これは謙遜からくる言葉なのですが、あまり良くありません。

と言うのも、せっかく贈るお中元に対して「つまらないもの」というと、「中身がつまらないお中元を贈るのか?」ということになってしまうからです。

もちろん、先方も謙遜で言ってるというのは大抵の方は承知していますが、中には不快に思う方もいるかもしれません。

そのため、この一言は使わずに別の挨拶にした方がいいでしょう。

では、お中元を渡す際にどのような挨拶を一言添えればいいのでしょう。

例えば、お中元が食べ物の場合、「お口に合えばいいのですが」や「お子さんも食べられるといいのですが」などにすると相手も不快に思いません。

むしろ、相手を気遣っているのがわかりますよね。

あい
このようにお中元を渡す際、「つまらないものですが」と一言挨拶を言ってしまいそうになりますが、なるべく別の言い方にした方がいいでしょう。

お中元はどうやって渡すのが正解?渡す時に添える挨拶の一言って?まとめ

お中元の渡し方には手渡しでも郵送でも相手に不快を感じさせないためのマナーがあります。

それは渡す時に添える一言の挨拶も同様です。

渡す際にはマナーを守って、相手が不快に思わないような挨拶を一言添えるといいでしょう。

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あい

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