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お盆にお団子を供える意味とは?どんなお団子を用意する?

お盆のお団子

お盆にお団子を供える意味とは?どんなお団子を用意する?

夏の伝統といえば代表的なものにお盆があります。

ご先祖様がかえってくる時期として知られ、仏壇や盆棚には色々な飾りやお供物を用意しますが、その中にお団子があります。

あい
なぜ、お盆にお団子を用意するのでしょうか、どんな種類のものがいいのかも調べてみました。

お盆にお団子を供えるのはなぜ?

お盆にお団子を供えるのはなぜ

まずはお盆にお団子を用意する理由からご紹介します。

実はお盆に団子を供える理由は諸説あります。

一つは自分の母親が地獄に落ちて苦しんでいることを知ったお釈迦様の弟子が、お釈迦さまの教えに従って供養するために用意したという説です。

そしてもう一つはお釈迦様が亡くなりそうな時に何も食べられなかったことから、少しでも食べられるように弟子たちが食べ物をすりつぶして作ったという説があります。

このようなことから、お団子は亡くなった方の供養にぴったりの供物とされ、お盆に用意されるようになったようです。

そんなお団子ですが、実はお盆の日にちによって違う種類を用意したり、飾り方があるようです。

あい
そんなお盆のお団子の種類や飾り方について見ていきましょう。

お盆に供えるお団子はどんなものがいい?

お盆に供えるお団子

まず、お盆のお団子は大きく3種類に分けられます。

それが、「お迎え団子」、「供え団子」、「送り団子」です。

ではそれぞれのお団子について詳しくご紹介します。

お迎え団子

まず、お盆の初日である13日に用意するのが「お迎え団子」です。

あの世から帰ってきたご先祖様にまずは疲れを癒してもらおうという意味合いで用意します。

はるばる訪れてくれたお客様をおもてなしする感じですね。

種類や飾り方はまちまちで、疲れを癒してもらうために甘辛いタレがついたものを用意したり、あんこがかかったものを用意する場合があります。

確かに疲れている時に甘いものを食べると、ホッとしますからね。

ご先祖様もそんな感じなのでしょうか?

そして飾り方としては、平置きの場合は6個以上用意し、段にして飾る場合は「10個で3段」にしたり「20個で4段」にしたりします。

13仏にちなんで13個用意したり、四十九日にちなんで49個用意する地域もあります。

そして、段にする場合は積み上げやすいようにシンプルに白いお団子をそのまま使います。

供え団子

そしてお盆の間である14・15日に用意するのが「供え団子」です。

この時期に用意するお団子はゆっくりとご先祖様に過ごしてもらうために「落ち着き団子」とも言われています。

この時期に用意するお団子にも明確な決まりはありませんが、代表的なお団子が「おはぎ」です。

たっぷりと甘いあんこがついて、確かにゆっくりと過ごしたい気分になりますよね。

もし、故人が好きな味のおはぎやお団子があるなら、好みに合わせて選ぶのもいいでしょう。

送り団子

お盆最終日である16日に用意するのが「送り団子」です。

この送り団子に関しては何もつけない白いお団子を用意するのが一般的とされています。

ご先祖様があの世に持っていくためのお土産となるお団子ですから、何もつけない方が持ち運びしやすいのかもしれませんね。

白いままの理由としては、「あの世に帰ってから好きな味で食べたもらうため」という理由もあるようです。

ただ、お盆期間は4日間ありますが、全て変えなければいけないというような決まりなはいので、4日間とも同じ種類のお団子で過ごす地域やご家庭もあるようです。

まあ、ご先祖様に喜んでもらえるなら何を用意してもいいのかもしれませんね。

むしろ、故人が喜ぶように好みのお団子で統一するというのもアリなのかもしれません。

あい
このようにお盆に用意するお団子は一般的には日にちによって種類が違うようですが、厳密に何を用意しなければいけないという決まりはないようです。

お盆用のお団子を作ってみよう

お団子を作ってみよう

お盆にお供えするお団子ですが、購入する以外にも作ってみるという方法もあります。

お盆期間はちょうど会社や学校なども長期休暇に入っている場合があります。

そんな時はせっかく、ご先祖様を迎えることですし、お盆は手作りのお団子でおもてなしするのもいいのではないでしょうか。

お団子を作るとなると和菓子なので難しいのではとイメージするかたもいますが、材料さえ揃えれば比較的簡単に作れます。

材料は白玉粉、上新粉、団子粉のいずれかと水があれば作れます。

特徴としては白玉粉は時間が経ってももっちりとした食感で、上新粉・団子粉は適度な弾力があるのですが、時間が経つと固くなってしまいます。

どれを選ぶかは好みに応じて選ぶといいでしょう。

後でお子さんが食べるというのであれば白玉粉を使った方がいいかもしれません。

作り方は粉に水を少しずつ加えていき、耳たぶくらいの硬さになったら一口サイズに分けて丸くしていきます。

上新粉で作った場合は10分ほど蒸して完成です。

白玉粉・団子粉で作った場合は鍋で茹でるのですが、お団子が浮いてきたら出来上がりです。

そのまま飾ることもできますが、好みの味付けをしてお盆のお供物にしたり、食べてみてはどうでしょう。

甘辛タレを作るなら砂糖・みりん・醤油を3・2・2で合わせて中火で加熱して沸騰させます。

とろみが欲しい場合は片栗粉を加えると、程よいとろみができて簡単にみたらし団子にできます。

その他、きなこをまぶしたり、あんこをのせてもOKです。

和風の味が苦手というのであればチョコレートソースやココアをかけて食べるのもアリです。

夏休みということもあり、夏の思い出の一つになるかもしれませんね。

実家のおじいちゃんおばあちゃんに会う機会はあまりない子もいるので、こうやって何かを一緒に作るのもいいかもしれません。

あい
このようにお盆のお供え用のお団子は簡単に作れるので、お子さんと一緒に作ってみるのもいいでしょう。

お盆にお団子を供える意味とは?どんなお団子を用意する?

お盆にお団子を用意するのは久々に帰ってきたご先祖様の疲れを癒したり、ゆっくりしてもらうためのものだったんですね。

しかもお盆最終日にはお持ち帰りができるようにお土産用のお団子も必要です。

簡単に作れるので、今度のお盆は手作りのお団子でおもてなしをしてみてはいかがでしょう。




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