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アネモネの花言葉は怖い?その由来は?

アネモネ

アネモネの花言葉は怖い?その由来は?

アネモネといえばカラーバリエーション豊富な春の花ですよね。

色々な色合いを楽しめる華やかな花であることからガーデニングでも人気の花なのですが、実は怖い花言葉があるようです。

あい
一体、アネモネにはどんな怖い花言葉があるのか、その由来は何なのか、調べてみました。

アネモネの怖い花言葉とは?

アネモネの花言葉

まず、アネモネという花についてご紹介します。

アネモネは地中海沿岸部原産の花で、3月から5月にさく春の花として知られています。

そんなアネモネの特徴といえばカラフルな色合いです。

品種改良により現在では100種類以上存在し、ガーデニングに色々な色を添えられます。

そんなカラフルなアネモネですが、実は花びらのように見える部分は花びらではありません。

実はアネモネは花びらのない珍しい花で、花びらのように見えている部分はガクと呼ばれる部分なのです。

このように色々な面でユニークなアネモネですが、その花言葉には怖い意味があるようです。

花言葉は花によって異なり、色々な意味があるので、大切な人に贈るときに結構気にしたりしますよね。

ではアネモネの怖い花言葉とは何なのでしょう。

実はアネモネの花言葉はいくつかあるのですが、それには「嫉妬のための無実の犠牲・見捨てられた・見放された・儚い恋・恋の苦しみ・薄れゆく希望」といった花言葉があります。

全てネガティブで、これだけネガティブな花言葉が集まっていると怖い花みたいな感じがしますね。

どうしてあんな華やかで綺麗な花にこんな怖い花言葉があるのでしょう?

あい
では、アネモネの怖い花言葉の由来についてみてみましょう。

アネモネの怖い花言葉の由来は?

アネモネの花言葉の由来

アネモネの怖い花言葉の由来はどうやらギリシャ神話のようです。

アネモネ自体、地中海沿岸の花ですからね。

ギリシャ神話が由来というのも何となくわかるような気がします。

ではどのような由来で、あんな怖い花言葉になったのでしょう。

アネモネの花言葉の由来となった神話とは?

調べてみると、アネモネの花言葉の由来は大きく2つあるようです。

1つは西風の神ゼフュルスの神話です。

ゼフュルスというのは春の訪れを教えてくれる神なのですが、ある時、1人の女性に恋をしました。

それがアネモネという女性です。

彼女は花の神フローラの侍女でした。

ゼフュルスはアネモネに会うために、何度もフローラの元を訪れるようになったのですが、それによりフローラはゼフュルスが自分に気があると誤解をしてしまいました。

でも、その後、真実を知ってしまい、フローラはアネモネに嫉妬して、追い出してしまいました。

そんなアネモネをゼフュルスが助けてあげればいいものを、ゼフュルスはフローラとの関係が悪くなるのを恐れて、アネモネを助けるどころか花に変えてしまいました。

まさに嫉妬による犠牲で見放されてしまったわけですね。

女の嫉妬はもちろん、関係悪化を恐れたゼフュルスの所業も怖いですね。

アネモネに怖い花言葉が存在するのも納得な気がします。

これを聞くと、アネモネ自体が怖いというよりもかわいそうな気がしますね。

2つ目の由来はアドニスの神話です。

アフロディーテは愛の女神として知られていますが、ある時、彼女は息子のエロースと遊んでいました。

エロースは愛のキューピッドとしても知られており、彼の放った矢に射抜かれたものは見た人間に恋をしてしまうという力があります。

アフロディーテはエロースと遊んでいる時に、エロースの矢が間違ってアフロディーテに刺さってしまいました。

その時、アフロディーテは人間のアドニスをみてしまい、彼に恋心を抱いてしまいます。

そんなアドニスは狩りが好きで、アフロディーテが止めるのも聞かずにまた狩りに行ってしまいます。

すると、猪に体当たりをされて命を落としてしまうのです。

それを悲しんだアフロディーテがアドニスの血から作った花がアネモネになったと言われています。

こちらの由来も怖いというより、悲しいお話ですね。

ある意味、血から花を作り出してしまうアフロディーテが怖いような気もしますが、このようなギリシャ神話からアネモネには怖い花言葉がついてしまったようですね。

こんな怖い花言葉があると、人に贈れないのではと思っちゃいますよね。

でも実はアネモネは色によって花言葉が違い、怖い花言葉だけではなく、情熱的な花言葉もあります。

ではアネモネの色別の花言葉もご紹介します。

アネモネの色別の花言葉は?

赤いアネモネには「君を愛す」という花言葉があります。

まさに好きな人に贈るのにぴったりな情熱的な花言葉ですね。

白には「真実・希望・期待」という花言葉があります。

純真無垢な色合いにぴったりの花言葉ですね。

青、紫

青と紫には「あなたを信じて待つ」という花言葉があります。

遠くに行ってしまう方を送り出す花束にもぴったりな花言葉ですね。

このようにアネモネは色によって花言葉が違うので、赤や白でブーケを作るのもおすすめです。

また、アネモネは誕生花の一つでもあります。

アネモネが誕生花となるのは1月22日、3月12日、3月13日、4月6日です。

また、色別の誕生日もあり、赤は3月1日、4月4日、白は4月2日、青は2月15日、4月2日です。

そのため、花言葉だけでなく、誕生花として贈るのもおすすめです。

ただ、唯一、注意しなければいけないのはアネモネには毒があるということです。

葉全体に毒があり、触れると皮膚炎や水疱になる可能性があるので、もし株を触るなら手袋をすることをおすすめします。

あい
アネモネの花言葉には怖い由来がありますが、色によっても花言葉が違うので、もしアネモネを贈るなら色別の花言葉で花束を作ってみてはいかがでしょうか。

アネモネの花言葉は怖い?その由来は?まとめ

アネモネにはギリシャ神話による怖い花言葉があります。

でも色別では情熱的な花言葉があったり春の誕生花としても知られているので、大切な人に花束にして贈ってみるのもいいでしょう。

春らしい花でもあるので、これからガーデニングを始めたいという人にもおすすめです。

ただ、毒を持っている花なので、植えたりする際には手袋を忘れずにするようにしてください。

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あい

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