雑学

時候の挨拶を使った手紙の書き方

2022年3月23日

時候の挨拶の手紙

時候の挨拶を使った手紙の書き方

誰かと連絡を取るというと電話やメールなどが最近では主流ですが、時には温かみのある手紙を書きたいと考えることもあります。

しかし、いざ手紙を書こうとするとどう書けばいいのかわからないという方もいます。

あい
そこで、日本の手紙ならではの時候の挨拶を使った手紙の書き方をご紹介します。

そもそも時候の挨拶って?手紙に必要?

時候の挨拶は必要?

そもそも時候の挨拶とは何なのでしょうか。

手紙に書く必要があるのでしょうか?

まず、時候の挨拶とはその時期を表す言葉を使った書き出しのことです。

手紙を書く際に、突然用件を書くのはちょっと失礼に感じますよね。

また、用件だけ書かれていると無愛想なイメージを相手に与えてしまいます。

そんな時に時候の挨拶が手紙の書き出しに書かれていると、相手に季節感や温かみ、親近感を与えることができます。

具体的に時候の挨拶がどんなものなのかというと、「初春の候」や「雪の舞う寒さ厳しい今日この頃」などその時期の天候や様子を入れたものです。

特に手紙は遠く離れた相手に出すものですが、日本は海外とは違い、季節感が豊な国です。

そこで、季節感のわかる時候の挨拶を手紙に添えるだけで、遠く離れていても同じ季節感を共有できます。

また、会社の取引先などに手紙を添える場合は時候の挨拶を加えるのが大人のマナーとされています。

そして、時候の挨拶とは月ごとに異なるので、手紙を出す時期に応じた書き出しにしなければいけません。

あい
このように時候の挨拶は遠く離れた相手とも同じ季節感を共有したり、社会のマナーであることから、手紙には時候の挨拶を添えた方がいいようですね。

時候の挨拶を使った手紙の書き方 書き始め

時候の挨拶書き始め

では、そんな時候の挨拶を使った手紙の書き方をご紹介します。

まずは時候の挨拶を添えた書き始めについてですが、手紙は主に2通りに分けられます。

一つは会社の取引相手や目上の方などに出す「改まった手紙」です。

そしてもう一つは友人や家族など「親しい人に出す手紙」です。

どちらも一言に手紙と言っても、内容はもちろん、書き方は全く異なりますよね。

それに応じて、時候の挨拶の書き方も異なるので、ご紹介します。

「改まった手紙」の書き始め

まず、「改まった手紙」の書き始めの時候の挨拶にはその時期の季語に「~の候」、「~のみぎり」、「~の折」などとつけるといいでしょう。

季語は月により変わりますが、例えば4月に手紙を出すとすると、当てはまる季語は「春暖」、「春晩」、「春日」、「春風」、「春眠」、「春爛漫」、「陽春」、「麗春」などがあります。

そして、そんな書き出しに続くのは安否確認の文面です。

安否確認というと大袈裟なイメージですが、ただ、会社宛などの場合は「貴社いよいよご盛栄のこととお慶び申し上げます。」、個人への場合は「ご家族の皆様にはますますご健勝のことと存じます。」などと続けます。

いわゆる相手に対する簡単な挨拶文です。

例文をあげると

・春風のみぎり、貴社いよいよご盛栄のこととお慶び申し上げます。
・陽春の候、貴社いよいよご清祥のこととお慶び申し上げます。
・春眠の折、皆様におかれましては、なお一層ご活躍のことと拝察いたしております。

など、このような書き方になります。

冒頭の季語は月毎に異なるので、手紙を出す時期によって調べて、加えればいいだけです。

「親しい人に出す手紙」の書き始め

では「親しい人に出す手紙」はどのような時候の挨拶を書けばいいのでしょうか。

改まった手紙と同様の書き出しにすると、他人行事な感じがしてしまいますよね。

親しい人に出す場合は「~の候」、「~のみぎり」、「~の折」などとは書かずに、もっと砕けた感じの挨拶を加えるといいでしょう。

例えば4月に手紙を出すのであれば「春の日差しも心地よく」、「桜の花も美しく咲き誇り」、「うららかな春の訪れとなりました」などを書き出しにするといいでしょう。

そして、そんな書き出しに続くのは安否確認の文面です。

安否確認と言っても「お元気ですか?」、「お変わりありませんか?」といった文面です。

例文をあげると

・うららかな春の訪れとなりました、皆さんお変わりございませんか。
・花の盛りも過ぎましたが、その後、みなさんお元気でいらっしゃいますか。

など、このような書き方になります。

「改まった手紙」同様に時候の挨拶を入れた文面ですが、かなり柔らかい印象の手紙になりますよね。

あい
このように、手紙は時候の挨拶を入れた書き方次第で改まった手紙になったり、親しい人への柔らかい手紙になったりするようです。

時候の挨拶を使った手紙の書き方 結

時候の挨拶結

では、せっかく時候の挨拶を入れた手紙を締めくくるにはどのような結で終わればいいのでしょうか。

用件を書いた後に「またね」では、ちょっともの寂しい感じがしますよね。

また、せっかく季節感のある出だしだったのに、用件のみで終わるとせっかくの和の情緒が台無しです。

じゃあ、手紙はどのような結で終わればいいのかというと、書き始めに記した時候の挨拶を受けた結で終わると綺麗な文面になります。

例えば、4月に出す手紙には花や桜を時候の挨拶として書き出すことが多いですが、その場合の結びとしては

・見頃のうちに、お花見にお誘いくださいませ
・花冷えしないように、ご自愛くださいませ

などがいいでしょう。

また、4月は進学や転勤などにより新生活を始める方も多いでしょう。

そんな方への手紙の時候の挨拶の結びは

・新しい環境で心機一転、皆さまの幸福をお祈りいたします

などがいいでしょう。

また、この結びの言葉も月ごとに異なるので、わからない場合は書き始めの時候の挨拶と共に調べて、付け加えるといいでしょう。

あい
このように手紙に書く時候の挨拶や結びは、季節はもちろん、相手の環境や状況も踏まえた上で選ぶといいでしょう。

時候の挨拶を使った手紙の書き方 まとめ

このように手紙を書く際に時候の挨拶を入れなければいけないというような決まりはありませんが、記載することで文面に季節感や温かみをプラスできます。

また、社会人の場合は改まった手紙にすることもできます。

ただ、時候の挨拶の書き方は「改まった相手」と「親しい相手」で書き方が異なるので、それさえ気をつければ和の情緒漂う素敵な手紙になるでしょう。




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