卒業式にコサージュはつけないとダメ?どんなタイプがいい?
もうすぐ春、最終学年の子どもたちは卒業式を迎えます。
そんな卒業生の保護者ともなると、この時期、卒業式に何を着て行こうか、どんなものを身につけようかと色々考えて用意し始めます。
そして卒業式のお母さんの服装といえば、フォーマルスーツにコサージュを付けるのが定番ですが、コサージュはつけないとダメなのでしょうか?
どんなものでもいいのでしょうか?
卒業式にコサージュをつけないとダメ?
まず、コサージュについてどういったものなのか簡単にご紹介します。
コサージュは花やリボンを使ったフォッションアクセサリーで、身につけるとその時のファッションに華やかさをプラスすることができます。
では、卒業式で保護者のお母さんがフォーマルスーツにつけているのを良く見かけます。
どうして卒業式で身につけるのかというと、華やかさをプラスするためにつけているのです。
卒業式というと、ブラックや紺、グレーといったフォーマルスーツを着用するのがマナーなので、ぱっと見は色合いが暗くなってしまいがちです。
しかし、卒業式というのは慶事であって、子供の成長・巣立ちを祝う喜ばしいセレモニーです。
そんなお祝いの気持ちを込めて花束を胸につけたのがコサージュなのです。
暗い色ばかりでは慶事というよりもお葬式のようになってしまいます。
そうならないようにファッションに華やかさをプラスするためにつけるのがコサージュなのです。
そのため、卒業式でどうしてもつけなければいけないという訳ではありませんが、ダークな色でまとまりがちなフォーマルスーツを明るい装いにするにはおすすめのアイテムです。
また、コサージュはなんとなくつけたくないという方もいるでしょう。
コサージュはおばさんのイメージがあったり、持っていない方も多くいます。
そんな時は無理につけるのではなく、コサージュがわりに華やかさをプラスするのもアリです。
例えば、シンプルなアクセサリーをつけると上品な華やかさをプラスできます。
ただ、卒業式の主役は卒業生なので、目立つようなアクセサリーはNGです。
おすすめはパールのネックレスやイヤリングです。
卒業式におすすめのコサージュは?
では、卒業式に着けるコサージュはどんなものでもいいのでしょうか?
コサージュと言っても色々なタイプがあります。
定番の造花タイプから特別感のある生花タイプ、カジュアルな生地で作られたものまであります。
では、どのようなものが卒業式にぴったりかというと、生花や造花、プリザーブドフラワーなどを使った上品な花タイプのコサージュです。
色合いとしては春らしいピンクやパステルカラー、ホワイトなどがおすすめです。
卒業式というと、フォーマルスーツが暗い色になりがちなので、そんな色に彩りを添えるような明るい色合いのコサージュにするといいでしょう。
コサージュは卒業式以外にも入学式でも使えるので、もし持っていないようであれば、この機会に購入しておくのもいいでしょう。
卒業式にNGなコサージュは?
では、逆に卒業式に身につけてはいけないコサージュはあるのでしょうか。
やはり、卒業式はしっかりとしたセレモニーなので、カジュアルなタイプのコサージュは身につけてはいけません。
デニム生地を使ったものやフェルト生地を使ったものなどは可愛らしいですが、卒業式には不釣り合いなので、身につけるのは控えてください。
また、コサージュの色にもちょっとしたマナーがあります。
コサージュには色々な色合いがありますが、真紅や濃いピンク、オレンジなどはフォーマルスーツに着けると目立ち過ぎてしまいます。
卒業式の主役は卒業生なので、保護者が目立つようなものを身につけるのはあまり良くありません。
そのため、濃い色合いのものは卒業式にはつけないようにしてください。
また、ブラックのコサージュも卒業式につけてはいけません。
ブラックのコサージュを着けると、全身真っ黒になってしまい、お葬式を連想させてしまいます。
そのため、卒業式でのコサージュはなるべく明るく、優しい色合いのものを付けるのがマナーとされているのです。
綺麗なコサージュの付け方は?
では、卒業式でのコサージュに付け方の決まりなどはあるのでしょうか。
卒業式では胸元に着けるイメージがありますが、左右どちらでもいいのでしょうか。
コサージュを付ける位置としては左右どちらでもかまいませんが、大抵は左側につけます。
というのも、右利きの方が多いので、左側の方がつけやすいのでしょう。
高さとしては鎖骨の上あたりに着けるといいでしょう。
高めの位置につけることで、目線が上にいくのですっきりとした印象にできます。
また、卒業式のフォーマルウェアにコサージュをつけたものの、ぐらついて上手く固定できないという場合もあるでしょう。
そんな時はピンで挟む布を多めにするとぐらつかないようにできます。
ただ、ウェア自体が薄手の場合もあります。
そんな時は服の裏側にあて布をつけてピンで留めると固定できます。
このようにコサージュの付け方にはちょっとしたコツがあります。
当日、急いでつけようとすると上手くつけられない場合もあるので、卒業式までに一度、つけてバランスなどを確認しておいた方がいいでしょう。
卒業式にコサージュはつけないとダメ?まとめ
卒業式のお母さんの服装といえば、定番の一つがコサージュです。
暗くなりがちなフォーマルスーツに彩りを添えるアイテムで、お祝いの気持ちを表したものです。
せっかくのお子さんのおめでたい卒業式、身につけてみてはいかがでしょうか。