卒業式によく見かけるあるある集
春といえば別れの季節、卒業シーズンです。
卒業は子供の成長を祝う行事で、ついつい涙を流してしまうという人も多いでしょう。
そんな卒業式には毎回同じようなあるあるがあります。
卒業式練習に卒業生は飽き飽き?
まず、卒業式といえば、学生達にとっては数年間過ごした学舎で迎える最後の学校行事です。
大切な友達と過ごす最後の日、みんな色々な思い入れがあります。
しかし、実は卒業式あるあるとして、まず卒業生の多くは卒業式練習にあきあきしているようです。
というのも、卒業式は卒業生の保護者や来賓が多く訪れる行事でもあり、失敗などあってはなりません。
そのため、本番に向けて何度も練習が行われます。
そして卒業式あるあるとして、「別れの言葉」や卒業生の名前を一人一人呼ぶことがあります。
そのため、本番以外の練習でもそれらを流して行います。
そして、大抵、「別れの言葉」はソロで言ったり、全員で合わせて言ったりするため、練習の際、最初から最後まで通しての練習がありますが、卒業生の名前を呼ぶのは練習の際は最初の数名と最後の数名のみで済ます場合があります。
これが卒業式練習あるあるです。
確かに練習時間は限られていて、卒業生全員の名前を呼んでいると時間がかかってしまい、なかなか他の練習ができませんからね。
そして、このような練習を卒業生中心に何度も行なっているため、卒業生は本番までに卒業式練習に飽きてしまうのが、卒業シーズンのあるあるです。
ただ、在校生は卒業生ほど練習の機会もないため、本番でザワザワしてしまったり、別れの言葉を間違ってしまったりというのもあるあるのようです。
卒業式本番によくある「あるある」
では、卒業式本番によくある「あるある」をご紹介します。
みんな式が始まった直後からすすり泣き
まず、よくある「あるある」が式が始まった途端に、みんながうるうるしてくることです。
あんなに卒業練習にあきあきしていて、練習では全く何も感じていなかったのに、なぜか本番では出だしからすぐに感動ボタンが入ってしまうのか、うるうるする子が増えます。
そして実はその感動ボタンは生徒だけではなく、卒業生を受け持った担任の先生にもあるようで、うるうるし始めるのです。
しかし、ここで担任の先生はまだ泣いてはいけません。
なぜかというと「卒業生」の名前を読みあげなければいけないからです。
誰かの名前を呼ぶときにうわずった声になてしまうと、後々、卒業生はもちろん、在校生や保護者からも「あの時、泣いていたでしょ?」なんて言われてしまします。
まあ、練習の時は「たかが練習」という感じですが、いよいよ本番を迎えたことで、皆さん、色々と心に蘇ってくることがあるのでしょう。
「あるある」ですが、卒業式らしい光景ですよね。
卒業生の名前を呼ばれた時にうわずった声の返事になってしまう
そして次によく見かける「あるある」として、返事がうわずってしまうということです。
卒業生一同と言われ、一人一人名前を呼ばれますが、それまでに今までのことを色々と思い出し、感極まっていると、もうすでに泣いてしまったいる場合がありますよね。
そうでなくとも、返事をしなければいけないので、泣くのを我慢しているという子もいるでしょう。
そして先生が一人ずつの名前を呼び始め、ついに自分の番が来たとします。
泣くのを我慢していた分、声を出す時にうまく出せず変な返事になってしまうのです。
中には緊張からうわずった声になってしまう子もいるようです。
これは、もう卒業生あるあるの一つですね。
そうならないためにはなるべく平常心でいることなんですが、難しいですよね。
保護者席はタンスの匂いで充満?
そして卒業式あるあるは卒業生だけでなく、卒業生の保護者にもあります。
それは保護者席の匂いです。
保護者の方は卒業式によく来てくるのは、フォーマルなスーツやワンピースですが、そういうスーツは普段は使わないのでタンスやクローゼットの奥に仕舞われ、何年もそのままというのはよくある「あるある」です。
そのため、当日に引っ張り出して着ると、レトロ臭のような、ほのかにクローゼットやタンスの匂いがついてしまっているのです。
そして保護者席はそのようなスーツを着た人々で埋まるので、なんとなく、家のタンスのような匂いが充満しているのです。
だから、卒業式などでフォーマルスーツを着た人とすれ違ったりすると、香水ではなく、なんか独特の匂いがしますよね。
一人一人ではなかなかわかりにくい匂いかもしれませんが、保護者席では同じような立場の人が集まっているので、独特の匂いが漂っているのです。
卒業式後はすぐ帰る人と写真を撮りまくる人に別れる?
そして卒業式後の「あるある」として、大抵、卒業生は2パターンに分かれます。
まず一つが、式が終わってすぐに帰るパターンです。
このパターンの子達は、学生生活でも一人で過ごすことが多く、あまり周りを気にしないタイプです。
周りと声を掛け合う必要もないので終われば普通に帰るという感じですね。
そしてもう一つのパターンは式が終わっても、友達と写真を撮ってばかりですぐに帰らないパターンです。
このパターンの子達は友達が多かったり、周りを気にするタイプで、最後のお別れに色々な子と挨拶をしたり、思い出に残る記念写真をたくさん撮ろうとします。
卒業生は大抵、この2パターンに分かれて、思い思いの卒業式を過ごします。
卒業式あるある 番外編
ちなみに卒業式とはまた違う意味で、卒業式後に発覚する「あるある」があります。その代表的な「あるある」をご紹介しましょう。
卒業写真は黒歴史?
それが卒業アルバムです。
卒業アルバムと言えば、高校時代の思い出を閉じ込めたものであり、クラス写真のページには集合写真や個人写真が掲載されています。
卒業式と同様に学生時代を象徴する思い出の一つです。
そんな写真に関する「あるある」ですが、「なぜか自分だけ目が半分閉じている」というのはよくある「あるある」です。
卒業写真のアルバムは卒業式よりかなり前に撮影したもので、写真を撮ることはあらかじめわかっています。
そのためにヘアスタイルやメイクもちゃんとしたはずなのになぜか自分だけうまく写っておらず、他の子と比べてしまうというのはよくあることです。
他にも高校時代は「太っていた」、「なんか野暮ったく見えていた」、「地味だった」などという人もいて、あまり人に見せたくないという人が多くいます。
正直、人に「見てみて、これが卒業アルバム」と言えるのは当時の自分に自信を持っている人です。
大学に入ってダイエットをして綺麗になった、春休みにヘアスタイルを変えて見違えるようになったという人もいるでしょうが、卒業写真を撮った当時の自分に自信がなかった人にとっては黒歴史なのです。
封印してしまいたいと考える人も結構います。
だから卒業写真をみて昔とかなり印象が変わっているというのはよくある「あるある」で、それを黒歴史と呼ぶ人もいるのです。
卒業式に見かけるあるある集 まとめ
卒業式にはこのように卒業生にも、参加する保護者や先生達にもありがちな「あるある」があります。
まあ、どんな「あるある」も後にしてみれば、いい思い出かもしれませんね。