アメリカ大統領の任期は?何度も大統領になれるの?
各国のトップ交代はニュースでよく見かけますが、中でも日本でも話題のニュースになるのがアメリカ大統領の交代ですよね。
アメリカ大統領は実質、国の代表で、絶大な権力を持っています。
今はバイデン大統領で、就任の時もかなりニュースになっていましたよね。
また、任期を終えても大統領を続けられるのか、調べてみました。
アメリカ大統領になるには?
まず、アメリカ大統領の任期を調べるにあたり、アメリカ大統領になるにはどうすればいいのでしょう。
自由の国、アメリカということで、誰でも立候補できるのでしょうか?
新たにアメリカ国籍を得た人でもいいのでしょうか?
もし誰でもなれるというなら、かなり夢がありますよね。
そこで、調べてみたら、アメリカ大統領になるためには必要最低限の資格が必要です。
それは、まずはアメリカ国籍を持っていなければいけないということです。
厳密には「アメリカ合衆国市民資格」というものです。
誰でもアメリカで生まれると、アメリカ国籍を与えられます。
例えば、母親が外国国籍だったとしても、出生がアメリカならアメリカ国籍を得られるのです。
また、アメリカで生まれていなくても、両親のどちらかがアメリカ国籍を持っていると子供もアメリカ国籍を得られます。
つまり、アメリカ人の父親と母親の間で、日本の病院で生まれた子でも、父親がアメリカ国籍なら子供もアメリカ国籍が得られるということですね。
まあ、大統領といえばその国のトップなわけですから、国民から選出しなければいけませんよね。
ということで、これはアメリカ大統領になるための必要最低限の資格なのです。
さらにアメリカ大統領になるためには国籍を持っているだけではいけません。
35歳以上で、アメリカに14年以上住んでいないといけないのです。
確かに政治を行うわけですから、大人でなければいけませんし、その国を動かす力を持つわけですから、長いこと、その国で暮らし、国の実情をわかっていなければいけませんよね。
さらに、法律で決められているわけではありませんが、基本的には「共和党」か「民主党」に所属していないといけません。
というのも、アメリカは民主主義で、選挙によってアメリカ大統領を選びます。
そして大統領はアメリカの政党から選出するのですが、2大政党となっているのが、「共和党」と「民主党」で、議会の大多数を占めているからです。
そのため、実質、この2大政党に属していないとアメリカ大統領になれないのです。
どうやってアメリカ大統領を決めるの?
では、アメリカ大統領はどうやって決められるのでしょうか?
任期制ということもあり、ニュースでも数年ごとに大統領選を大きく取り上げていますよね。
前アメリカ大統領のトランプ氏と現大統領のバイデン氏の際の大統領選も、かなり日本でニュースになっていましたよね。
それもそのはず、アメリカ大統領といえばアメリカの国の元首で、まさに国のトップですよね。
トップが変われば政治はもちろん、経済にも大きな影響が出るので、日本にとっても大きな話題になるのです。
そしてアメリカ大統領選って日本の選挙に比べて長いイメージがありますよね。
実は約1年ぐらいかけて選挙をしているのです。
まず、選挙が行われる年の1月から各州で党員集会または予備選挙を行い、立候補を絞ります。
その後、7月に各党の全国集会が行われ、ここで大統領候補を一人選ぶのです。
ここまでで半年ぐらいもうかかっていますよね。
その後、決まった候補は11月上旬まで選挙活動をします。
そして11月の第1月曜日の翌日に、一般投票で「大統領選挙人団」を州ごとに決定します。
実はアメリカ大統領は国民が直接選ぶのではなく、国民によって選ばれた各州の選挙人が選びます。
この選挙人の集まりを選挙人団というのです。
選挙人団の人数は州ごとに異なり、最大55人、最小3人です。
そしてこの選挙人団が12月の第2水曜日の翌週月曜日に、投票で大統領を選ぶのです。
そして開票は翌年1月で、票を多く集めた候補を大統領とします。
こうやって1月20日に、正式に大統領として就任するのです。
つまり大統領になるためには長い選挙期間を経て、多くの選挙人団の票を獲得しなければいけないんですね。
これだけ長い期間をかけたのですから、大統領の任期も長いのでしょうか?
でもニュースを見ると数年ごとに変わっているような気もしますよね。
でも人気のある大統領なら、通常の任期を得てもまた再選して、大統領を続けられるのではないでしょうか。
アメリカ大統領の任期は?何度も大統領になれるの?
アメリカ大統領になっても任期は決められています。
任期は4年、そして任期を終えても引き続きアメリカ大統領ができるのかというと、最大で2期までしかなれません。
実質は引き継ぎ期間などもあるので、人気があれば長くても10年弱はアメリカ大統領でいられるということです。
どんなに国民の支持があったとしても3期続けてのアメリカ大統領はできないのです。
実はこのアメリカ大統領の任期制は戦前はありませんでした。
そのため、続けようとすれば何年でも続けられたのです。
しかし、アメリカ大統領というのはまさに国のトップで、絶大な権限を持っています。
そんな人物が長いこと変わらずにいると、力が強力になりすぎて、政治経済への支配力が大きくなってしまうため、任期制が設けられるようになったようです。
まさに民主主義の国ですね。
アメリカ大統領の任期は?何度も大統領になれるの?まとめ
このようにアメリカ大統領は1年もの選挙期間を経て、就任後は順調にいけば4年の任期を経るんですね。
つまり、バイデン大統領の任期も長くて8年ということです。
一定期間の任期を経てトップが変わることで、世界の情勢にも柔軟に対応していけているのではないでしょうか?
そんなことを考えながら、次回の大統領選をみてみてはどうでしょう。