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「ひよる」の本当の意味や類語は?例文で使い方もみてみよう!

日和る

「ひよる」の本当の意味や類語は?例文で使い方もみてみよう!

最近、人気漫画や映画の影響で「ひよる」という言葉が注目されたりしました。

若い人からすると、「びびる」、「怖気付く」といったイメージがあるようなのですが、本当の意味は違うようです。

あい
そこで、「ひよる」の本当の意味や類語について、例文と合わせて調べてみました。

「ひよる」の本当の意味や類語は?

ひよるの意味

まずは「ひよる」の由来から見ていきましょう。

「ひよる」というのは、元々は「日和見」を動詞にした言葉です。

「日和見」とは天気の状況を伺うことで、江戸時代にはそんな天気の状況を知るために小高い丘の上に日和見を行うための場所が設置されていました。

どのような場所なのかというと、十二支の方角に石が置かれ、それにより風の向きや雲の動き、潮の速さを測っていたようです。

そしてそれにより航海のコースを検討することを日和見と言っていました。

そしてこれを動詞にしたのが語源です。

さらに1960年代から70年代の学生運動では、言論や武力で衝突する学生が多くいましたが、それを第三者的な立場で見ていることを「ひよる」といっていました。

では、このことから「ひよる」にはどんな意味があるのかというと、語源や学生運動のことを考えるとわかるように、大きく二つの意味があります。

一つは「有利な方につこうと、形勢を伺うこと、空模様を見ること」という意味です。

確かに空模様は風に吹かれるまま変わったりしますよね。

つまり有利になりそうな動きを見るということですね。

この意味合いでの使い方を例文で挙げてみると

・彼には自分の意見がなく、常にひよった考え方をしている。

この例文の意味は「彼には自分自身の考えがなく、常に有利な方につこうとしている」ということです。

この意味合いの「ひよる」の類語はあるのでしょうか。

実は似たような意味合いの類語が二つあります。

一つ目の類語は「長いものには巻かれよ」です。

強大な勢力や権力には従った方がいいということですね。

確かに有利な方につこうとする「ひよる」と同じような意味ですね。

二つ目の類語は「勝馬に乗る」です。

意味は「有利な方についたり、勝った方に味方して便乗する」ということです。

確かに力のある方にそのまま便乗してしまえば、楽して仕事が上手くいったりしますからね。

有利な方につこうとする点で「ひよる」と共通していますね。

次に「ひよる」の二つ目の意味についてみていきましょう。

意味は「積極的に関わらないで傍観する」ということです。

学生運動で様子を見ていた学生たちについて言われた言葉ですね。

武力に立ち向かわないことから、「びびる」、「怖気付く」という意味合いに誤解されがちですが、厳密には違うようですね。

つまり、現在、若い人たちがイメージしている「ひよる」はちょっと誤解があるようです。

正しい意味合いでの「ひよる」の使い方を例文で挙げてみると

・ひよってばかりいないで、自分の意見をいってみてはどう?

この例文の意味は「傍観してばかりいないで、自分の意見をいってみてはどう?」とうことです。

決して「びびる」、「怖気付く」という意味ではないのです。

では、「傍観する」という意味での「ひよる」の類語はあるのでしょうか。

一つあります。その類語というのが「様子見」です。

「様子見」とは「事の成り行きを見守る」という意味です。

あい
このように「ひよる」には「形勢が有利な方につこうと伺う」、「傍観する」という二つの意味があり、それぞれの意味合いに類語があります。
例文で挙げたように、どちらの意味合いを使うかによって、文章全体の意味合いが全く異なるので、しっかりとした意味合いを知っておいた方がいいでしょう。

「ひよる」の使い方を例文でみてみよう!

ひよるの使い方

では意味や類語がわかったところで、今度は「ひよる」の使い方を例文で見ていきましょう。

一つ目の例文をあげてみます。

・ひよったら負けだと思って、最後まで自分の意見を貫いた。

この例文の意味は「有利な方についたら負けだと思って、最後まで自分の意見を貫いた」という事です。

これは「長いものには巻かれよ」という類語に置き換えても大丈夫そうですね。

言い換えてみましょう。

・長いものに巻かれたら負けだと思って、最後まで自分の意見を貫いた。

となります。

次の例文を挙げてみましょう。

・説得されて意見を変えようとしている仲間に「ひよるな」と声をかけた。

この例文の意味は「説得されて意見を変えそうな仲間に「流されるな」と声をかけた」ということになります。

こちらも類語「長いものには巻かれよ」と言い換えができそうです。

次の例文です。

・考えがまとまるまでひよるのもありだよ。

意味は「考えがまとまるまで傍観するのもありだよ」ということです。

これは「傍観する」という意味での「ひよる」なので、類語に言い換えるなら「様子見」が当てはまります。

次の例文です。

・ひよってばかりじゃ、何も進まないよ。

意味は「傍観してばかりじゃ、何も進まないよ」ということです。

様子見は状況把握には必要ですが、時には自分から動かなければ何も変えることはできません。

そんなことを表した例文ですね。

こちらも類語としては「様子見」が当てはまります。

あい
このように「ひよる」には2つの意味合いがあり、それぞれ言い換える際はその意味に応じた類語が当てはまります。
例文のようにプライベートでも使えそうな言葉で、その意味については誤解されがちなので、正しい意味と使い方を覚えておいた方がいいでしょう。

「ひよる」の本当の意味や類語は?例文で使い方もみてみよう!

「ひよる」は漫画などの影響なのか、最近は「びびる」、「怖気付く」という意味合いに思われがちですが、本当の意味は「有利な方につこうと伺うこと」、「傍観すること」です。

「びびる」などとは意味合いが異なるので、使う際は恥をかかないようにきちんと意味を把握した上で使った方がいいでしょう。

さらに、「ひよる」は意味が2つあるため、類語も大きく2種類あります。

例文に挙げたように、どちらの意味を使うかにより、全く意味合いが違う文章になるので、本当の意味と使い方を覚えておいた方がいいでしょう。

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