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「マイノリティ」の意味や使い方、類語は?例文でご紹介!

マイノリティ

「マイノリティ」の意味や使い方、類語は?例文でご紹介!

ニュースなどをみていると「マイノリティ」という言葉を聞くことがあります。

でもその意味はと聞かれると案外答えられない場合もあります。

あい
そこで「マイノリティ」の意味や使い方、類語を例文とあわせてご紹介します。

「マイノリティ」の意味や使い方、類語は?

マイノリティの意味

まずは「マイノリティ」の意味から見ていきましょう。

元々、「マイノリティ」というのは英語由来のカタカナ言葉で、欧米では「minority group」という使い方がされていました。

その言葉自体が日本に輸入される際に「group」が省略され、今では「マイノリティ」という使い方がされているのです。

では、そんな「マイノリティ」の意味はというと、「少数」、「少数派の」という意味です。

例えば、世間では一般的とされることが多々あります。

そんな一般的というのは大多数の意見・思考のことであり、それとは逆の意見などを持つ少数派のことを「マイノリティ」というのです。

例文を挙げてみます。

・彼の思想はマイノリティだ。

意味は「彼の思想は少数派の意見だ」ということです。

また、「マイノリティ」はただの少数派ではなく、社会的弱者という意味で使われることもあります。

というのも、社会的弱者というのはやはり少数派であることが多く、多数派の意見が優位になりがちだからではないでしょうか。

そんな「マイノリティ」を使った言葉もあります。

一つが「マイノリティグループ」です。

意味はそのまま「少数の集団」ということを表しており、代表的な使い方として同性愛者や身体障害者の人達を表す場合があります。

そして「セクシャルマイノリティ」という言葉もあります。

性的嗜好について少数派の人々を表す言葉です。

ただ、どちらの言葉も差別的な意味合いを与える場合もあるので、使い方・使うシーンには注意が必要です。

そんな「マイノリティ」の類語は何なのでしょう。

調べてみると3つの類語がありました。

1つ目の類語は「異端」です。

意味は「正統・多数から外れること」で、昔は普通と違うだけで「異端者」と呼ばれることもありました。

こうやって書くと差別的な使い方といったイメージですが、最近は「IT界の異端児」というふうに、その業界でズバ抜けて優れている人のことを指すときにも使われます。

例文を挙げてみましょう。

・彼はこの業界に新たな風を入れてくれる異端児だろう。

これはその人物の活躍に期待を抱いている文ですよね。

このようにプラスの意味合いで使われることもあるのです。

2つ目の類語は「アウトサイダー」です。

意味は「部外者・独自の思想の持ち主」ということで、使い方を例文で挙げると

・彼はアウトサイダーだ。

意味は「彼は部外者だ」ということです。

他にも

・彼の発言はアウトサイダー的だ。

といった使い方もあり、例文の意味は「彼の発言は独創的だ」となります。

マイノリティが少数の集団であるのに対し、アウトサイダーは1人のことを意味して使ったりします。

3つ目の類語は「前衛的」です。

意味は「時代を先駆けている、最先端をいく」ということです。

新しい発想を生む出すといったプラスのニュアンスとしての使い方が一般的です。

そんな使い方を例文で挙げてみます。

・彼の作品は前衛的だ。

この例文の意味としては「彼の作品は最先端の作品だ」ということになります。

このように「マイノリティ」にはいくつもの類語がありますが、使い方によってはマイナスに捉えられたり、逆にプラスの意味でとらえられることもあるんですね。

あい
つまり「マイノリティ」の意味は「少数派」ということで、使い方によってはマイナスのイメージがついたり、プラスのイメージになったりします。
では例文でもっと使い方を見てみましょう。

「マイノリティ」の使い方を例文でご紹介!

マイノリティの使い方

「マイノリティ」の意味や類語がわかったところで、例文で使い方を見ていきましょう。

・この団体の人はほとんどがマイノリティな人だ。

意味は「この団体には少数派の意見を持つ人がほとんどだ」ということです。

マイノリティというと、差別的な意味合いを持っているとイメージされ、マイナスのイメージでの使い方がされがちですが、実はそうでもありません。

団体には色々な人がいて、マイノリティな意見を持つ人がいれば、その分、色々な意見も出ますからね。

次の例文でも使い方を見てみましょう。

・時にはマイノリティな意見も必要だ。

意味は「時には少数派の意見も必要だ」ということです。

これはプラスの意味合いの使い方ですね。

このように「マイノリティ」は必要とされることもあるのです。

では具体的に「マイノリティ」とはどういうことなのでしょう。

意味は少数派ということですが、それは具体的にどういうことなのかというと、マイノリティと言われる人には特徴があります。

1つは「常識にとらわれない」ということです。

確かに類語を見ても、「異端」や「アウトサイダー」は常識にとらわれずに新しいことをする人のことを指しています。

一般の人では思いつかないことを思いつくことで、新しいものが生まれたりすることを考えると、マイノリティは人々の生活にとって重要なのではないでしょうか。

さらに類語の「前衛的」も最先端ということですからね。

今はマイノリティと言われていることが、数年後には一般的となるかもしれません。

そしてマイノリティと言われる人の2つ目の特徴としては「確固たる信念・持論を持っている」ことです。

いくら少数派の意見を持っていても、それを前に出さなければただの一般の人と一緒です。

類語にあるように、持論に自信が持って色々なことにチャレンジするからこそ「異端児」と言われることもあるのではないでしょうか。

あい
このように「マイノリティ」というのはマイナスの意味合いにとらえられがちですが、例文や類語に挙げたようにプラスとしての使い方もあるようですね。

「マイノリティ」の意味や使い方、類語は?例文でご紹介!まとめ

「マイノリティ」というと「少数派」という意味で、マイノリティグループというと差別的にとらえられてしまうことがあるかもしれません。

しかし例文での使い方や類語でも表したように、決してマイナスの言葉ではないので、きちんと理解した上で使うといいでしょう。




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