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「以内」、「以下」、「未満」の違いは?前の数字は含むの?例文でわかりやすくご紹介!

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「以内」、「以下」、「未満」の違いは?前の数字は含むの?例文でわかりやすくご紹介!

日本では金額や数などを表す際に「以内」、「以下」、「未満」と表すことがありますよね。

でも不意に言われると、前の数は含まれるのか含まれないのかわからなくなったりします。

例えば「100円以内」「100円以下」「100円未満」と言われると、100円は含まれるのでしょうか?

あい
そこで、「以内」、「以下」、「未満」の違いについて前の数は含むのかどうか、例文とあわせてご紹介します。

「以内」、「以下」、「未満」の違いは?前の数字は含むの?

以内、以下、未満

まずはそれぞれの意味から見ていきましょう。

最初に「以内」の意味からです。

「以内」とは2つの意味があります。

一つは「基準の範囲内」という意味です。

例文を挙げると

・整理番号1から10番以内の人は前に進んでください。

この例文の意味は「1番から10番の人は前に進んでください」ということで、10番自体を含む言い方になっています。

そしてもう一つの意味は「基準より多くならない」という意味です。

例文を挙げると、

・2万円以内の腕時計を探している。

この例文の意味は「2万円で購入できる腕時計を探している」ということで、2万円を含む、それ以下の金額の時計を探しているということです。

例え1円であろうと2万円より多いのはダメということですね。

では次に「以下」の意味も見てみましょう。

「以下」と「以内」って同じようなイメージがありますよね。

実はこの二つは類語で、意味もほぼほぼ同じです。

つまり先ほどの例文を言い換えると

・2万円以下の腕時計を探している。

としてもOKなのです。

意味も同じで「2万円を含む、2万円を超えない価格の腕時計を探している」ということになります。

同様に「以下」という言葉を「以内」に置き換えても意味は通用するのですが、置き換えができない文章もあります。

それが「以下」と「以内」の違いです。

例文を挙げてみると

・以下省略させていただきます。

この例文の意味は「これより先のことは省略させていただきます」ということであり、「以内」とは意味合いが違いますね。

さらに次の例文も置き換えはできません。

・社長以下社員一同、誠に感謝しております。

意味は「社長はもちろん、社長より下のものも誠に感謝しております」ということで、これも「以内」とは意味合いが違います。

さらに「以下」と「以内」では順位の表し方も違います。

例文を挙げると

・上位10以内はステージに上がってください。

この例文では「1番から10番まではステージに上がってください」ということで、10番も含む、上位のことを表しています。

一方、

・10位以下はその場で待っていてください。

この例文では「10番から下の順番の人はその場で待っていてください」ということで、10番を含む11番、12番、13番など後ろの順番を表す言い方になっています。

このように「以下」と「以内」は言い換えられるシーンもあれば、意味合いが逆になってしまうシーンもあるのです。

では「未満」にはどのような意味があるのでしょう。

「未満」は「基準点に達していない」ということを意味しており、基準点自体を含まない点が「以下」・「以内」と違います。

例文を挙げてみると、

・このアトラクションは130cm未満はできないんだよ。

つまり、この例文の意味は「このアトラクションは身長が130cmを含む高さがないと乗れない」ということです。

つまり129cmは乗れないけど、130cmは乗れるということです。

これを「以下」に言い換えると意味合いが違ってきます。

・このアトラクションは身長130以下は乗れないんだよ。

となると、意味は「130cmまでの人は乗れない」ということになり、身長が130cmの人も乗れないということになります。

つまり「以下」と「未満」では意味合いが全く違います。

あい
このように、「以内」、「以下」、「未満」は似ているように見えて、実は意味に違いがあるのです。

「以内」、「以下」、「未満」の違いを例文でわかりやすくご紹介!

以内、以下、未満の違い

では「以内」、「以下」、「未満」の違いがわかったところで、その違いをさらにわかりやすく例文で見ていきましょう。

まずは「以内」の例文から見ていきましょう。

・上位15位以内が次の審査に進める。

この例文の意味は「1番から15番の人が次の審査に進める」という意味です。

この文では15番は含む意味合いになっていますね。

似たような例文を「以下」で挙げてみると、

・15位以下の人は待合室にいてください。

この例文の意味は「15番を含む、16番、17番など下の番号の人は待合室にいてください」ということです。

このように「以内」と「以下」は似たようでありながら、順位においては意味合いが違います。

しかし、次のような例文では同じ意味になります。

・経費を5万円以内でおさめたい。

意味は「経費を5万円を含む下の金額で済ませたい」ということです。これは「以下」に置き換えも可能で、

・経費を5万円以下でおさめたい。

としても、意味合いは変わりません。

ただ、「未満」に替えると意味合いは全く違います。

・経費を5万円未満におさえたい。

この例文の意味は「経費を5万円に満たない価格におさえたい」ということで、5万円ピッタリは含まないのです。

つまり49999円までは含むけど、5万円はダメということです。

他の例文も挙げてみましょう。

・二十歳未満の飲酒は禁じられている。

意味は「20歳より下の年齢の飲酒は禁じられている」ということで、20歳はOKだけど、19歳はだめということです。

つまりこの文章では「未満」という言葉に20歳は含まれないということですね。

あい
このように「以内」、「以下」はシーンによって意味合いが違い、さらに「未満」は基準を含むか含まないかで「以内」と「以下」とは意味合いが違うということですね。

「以内」、「以下」、「未満」の違いは?前の数字は含むの?例文でわかりやすくご紹介!まとめ

「以内」、「以下」、「未満」は金額や順番を表すときによく使われる言葉です。

特に「以内」と「以下」は同じような意味合いで使われるときもあれば、順位の表し方については例文で挙げたように逆の意味になります。

さらに「未満」は「以内」と「以下」については、基準の数値を含む含まないの違いがあります。

仕事などで使う際には間違えると大変なので、しっかりと意味合いをわかった上で使うようにしましょう。

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