自画像とは?書き方にも種類がある?あの有名人の自画像は?
最近、テレビやYouTubeで鉛筆だけで書いた有名人の似顔絵などを見ますが、中には写真のように描かれていて、びっくりするものもありますよね。
そんな絵をみると自分でも書けるかななんて、自画像を描いてみれば全く似ていなかったりします。
でも自画像とは一言に言っても色々なタイプがありますよね。
自画像とは?
そもそも自画像とは何なのでしょう。
自画像とは、画家などが「自分で描いた自分の肖像」のことを指します。
ここで肝心なのは、「肖像」というのは、「人物の顔や姿を表現した絵」を意味しているということです。
つまり、自画像とは自身の顔の絵というイメージですが、肖像は姿なので、顔でなくてもいいのです。
だから色々なタイプの自画像があるようですね。
しかし自画像とはいつから描かれるようになったのでしょう。
昔から多くの有名画家が自画像をかいており、美術館などで見られますよね。
そんな自画像の歴史を見てみると、古く、15世紀頃から始まったようです。
ただ、この時代の自画像と今の自画像とは全く異なる書き方だったようです。
では、どのような書き方だったのかというと、多くは聖書の場面を描く宗教画や貴族などの肖像画の画面の端の方に、画家自身が列席する形で描かれていたようです。
そしてその書き方も独特で、鑑賞者に顔を向けるような書き方がされていました。
というのも、こうやった書き方が当時の画家の署名の一つだったからです。
確かにあまり売れない画家にとっては、こうやって小さくても自画像を残すことが誇りだったのかもしれませんよね。
今では名前をネット検索すればアーティストや有名人の顔や情報はわかりますが、昔は写真もなく、自分の顔が世間一般に知れ渡ることはそうそうありません。
でも貴族の肖像画や宗教画に自分の肖像画も入れることができれば、それをきっかけに依頼が来るかもしれませんし、後世に残すことができるかも知れませんしね。
まあ、ただの憶測ですが、当時の肖像画とはサインみたいなものだったということですね。
当時はルネサンス時代、画家も一職人から芸術家としてとらえられるようになっていた頃です。
今でこそ有名人のラファエロやミケランジェロも自画像を、作品の登場人物に紛れ込ませていたというのですから、驚きですね。
つまり、偉大な有名人にもそのような歴史があったということです。
では今のような画家だけが描かれる書き方が生まれたのはいつなのかというと、確立させた人物と言われているのがアルブレヒト・デューラーです。
美術史上、最初に自画像をかいたとされる有名人です。
アルブレヒト・デューラーが画家として活躍していたルネサンス時代は、前述したように画家は職人の一つとされ、芸術家扱いはされていませんでした。
そんな美術を改革しようと描きだしたのが自画像だったのです。
つまり、自画像の始まりは画家が職人から芸術家としてとらえてもらうための一歩だったようです。
これを機に自画像は17世紀になると一種のアートとしてとらえられるようになりました。
有名画家の自画像を注文する貴族も多く、画家の地位は有名人として一気に上がっていきました。
こうやって今の自画像に続いているようですね。
自画像の書き方は色々?有名人のは?
自画像とはどんな目的で始まったのかわかったところで、具体的にどんな書き方があるのか、見てみましょう。
まず、自画像の始まりと言われるのが絵の端に描くような書き方ですよね。
これはサインとしての役割がありました。
そして自画像とはと言われた時に真っ先に思い浮かべるのが、あるがままの自分の肖像ですね。
特に顔を描く書き方はいかにも自画像って感じですよね。
ただ、自画像とは実は対象となる自分を忠実に描く必要はないんです。
内面を比喩した書き方をした自画像もあり、「観念的な自画像」と言われます。
さらに自画像とはどうしても顔のイメージですが、「不在の自画像」と言って人物が登場せずに、作家の持ち物などを描いたものもあります。
さらに書き方としては「理想とする自分」を描いた自画像もあります。
有名人の自画像であげると、ゴッホの自画像があります。
ゴッホは日本の僧侶に憧れており、実際に「僧侶としての自画像」を書いています。
このように自画像とは一言に言っても色々な書き方があり、その書き方は画家次第という感じですね。
さらに有名人の自画像の書き方も見てみましょう。
まずは自画像を確立させたデューラーの自画像について注目します。
彼は22歳、26歳、28歳で自画像を書いています。
22歳の時の自画像は本格的な自画像でした。
そして26歳の自画像は貴族のような上等な衣装を身につけています。
貴族のような衣装を見に纏うことで芸術家の地位が上がったことを表していると考えられています。
そして28歳の時の自画像はちょっとした問題をおこした作品です。
というのも、まるでキリストの肖像画を似せて描かれていたからです。
これは神への敬意の表明と考えられています。
このように同じ作家でも内面を比喩するなど、色々な書き方があるようですね。
そして内面を比喩した有名人の画家といえばゴッホですよね。
ゴッホの自画像は40点以上もあり、その時々の内面を比喩した書き方になっています。
さらに自画像の有名人といえばムンクもいますね。
生涯、色々な自画像をかいていますが、その時のそのままの自画像から、孤独や不安を感じさせるものも多くあります。
自画像とは?書き方にも種類がある?あの有名人の自画像は?まとめ
自画像とは顔だけでなくモノである場合もあり、その書き方も有名人の作品を見てわかるように千差万別のようです。
こうやって自画像の書き方もわかると、美術館に行くのが楽しみになりますね。
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