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「所用・所要・私用」の意味や違いは?例文も紹介!

所用

「所用・所要・私用」の意味や違いは?例文も紹介!

ビジネスでよく「所用のため欠席」とスケジュールに記載することがありますよね。

この「所用」とは具体的にどんな意味なのでしょうか?

「所要」や「私用」と意味の違いはあるのでしょうか。

あい
そこで、「所用・所要・私用」の意味や違いについて、例文と合わせてご紹介します。

「所用」、「所要」、「私用」それぞれの意味は?違いは?

所用・所要・私用

「所用・所要・私用」の意味や違いはなんなのでしょう?

まずは一つずつの意味から見ていきましょう。

そうすると違いがわかるはずです。

「所用」

「所用」とは意味は2つあり、

①用いること
②用事、用件

があります。

ビジネスで使われるのは2番目の「用事、用件」の意味です。

つまり、「所用で欠席」という例文では「用事があるため欠席する」という意味です。

では、「所用」ではなく、「用事」と書いてもいいような気がしますよね。

確かにそれでも意味は通じるのですが、「用事」は親しい間柄などに使えるような、ちょっと砕けた言い方なので、ビジネスなどの公用の場では「所用」が一般的です。

ちなみに「所用」は敬語ではありませんが、公的な表現ということで、目上の人に使っても大丈夫です。

だからこそビジネスシーンでよく使われるのでしょう。

そして「所用」の内容についてですが、どういった用事かというのは具体的に決まっていません。

そのため、仕事の用事でもプライベートな用事であっても「所用」は使えるので便利です。

そんな「所用」の類語はというと、「用件」、「用事」、「用向き」があります。

「所用」には敬語はありませんが、用件の場合は「ご用件を伺います」など、丁寧な言い方にすることができます。

他にも「用件」には「なすべき事、伝えるべき事柄」といった意味もあります。

「用事」は前述したように意味に違いはないものの、「所用」より砕けた印象になるため、目上の人には使えません。

普段から打ち解けたような仲であるなら使っても大丈夫です。

「用向き」の意味は「用事」のことで、他にも「用事の内容」といった意味合いもあります。

そのため、「どのようなご用向きでしょうか?」といった例文にも使えます。

「所要」

次に「所要」について見てみましょう。

「所用」と同じ読み方をするので、ついつい同じような意味に捉えがちですが、実は意味は全く違います。

「所要」の意味とは「必要なもの、あることをするのに必要」という意味です。

そのため「所要時間」、「所要金額」といった感じで使われます。

「所用」のように「用事」といった意味合いはなく、使い方も全く違います。

読み方が同じため、パソコンなどで変換すると間違って表記される場合もありますが、意味は違いますので注意してください。

「私用」

「所用」と同じような意味合いで使われるのが「私用」です。

ただ、漢字を見てわかるように「私用」は「自分の用事」という意味で使われます。

使い方としては「所用」と同じです。

ただ例文で簡単に説明すると、

「所用で出かけてきます」

というと、所用の内容が仕事に関することなのか、プライベートに関することなのかわかりません。

でも

「私用で出かけてきます」

という例文では、歯医者や子供のお迎えなどプライベートな用件で出かけたことがわかりますね。

あい
このように「所用」、「所要」、「私用」は例文をそれぞれ意味が違います。今度はもっとわかりやすく例文もいくつか見ていきましょう。

「所用」、「所要」、「私用」を例文で見てみよう

例文

では、「所用」、「所要」、「私用」を意味の違いを含めた上で、それぞれ例文で見ていきましょう。

まず「所用」と「私用」についての例文です。

・明日は所用のため、社内会議を欠席します。

この場合の用件は仕事関連なのか、プライベートなのかは明らかになっていません。「所用」自体がただの「用事」という意味だからです。

ただ言葉を変えて

・明日は私用のため、社内会議を欠席します。

という例文にすると、プライベートな用事があって欠席するという意味合いになります。

このように所用と私用は似たような意味ですが、私用は個人的な事情を強調した言い方と言う点で違います。

そのため、社外の人などにわざわざ使う必要はありません。

例文を挙げると、Aさん宛の連絡があった際に

「Aは所用のため、本日お休みをいただいております」

というのはOKです。

一方、

「Aは私用のため、本日はお休みをいただいております」

というのは、わざわざ先方に言う必要がないのでNGとなります。

つまり意味合い的には社内で使う場合は「所用」でも「私用」でもいいのですが、社外に対して言う場合には相手にも失礼とならないよう「所用」を使うようにするのがマナーです。

では「所要」の使い方を例文で見てみましょう。

意味を見る限り、読み方は同じでも「所用」とは全く違いますよね。

そんな「所要」の使い方はというと例文に挙げてみると

・そこまでの所要時間は車で20分ほどです。

・このビルの開発所要経費は100億円です。

など、「必要なもの」という意味合いで使われています。

そのため、「用事」を表す「所用」とは全く違いますが、パソコンなどで変換の際に読み方が同じため、間違って表示される場合があるので、気をつけてください。

社内共通のスケジュールなどに入れておくと「あれ?」って感じになっちゃいますからね。

あい
このように例文でもわかるように「所用」と「私用」は似ていますが、用件の内容が私的かどうかと言う意味で違います。
また、「所要」は全く異なる意味なので、変換の際には間違って表示しないように気をつけてください。

「所用・所要・私用」の意味や違いは?例文も紹介!まとめ

「所用」、「所要」、「私用」については、「所用」と「私用」は同じような意味合いで使えますが、「所要」は意味が全く違います。

そして例文でもわかる通り、「所用」と言うのは用事全般的に使えますが、「私用」はプライベートな用事を強調する言葉なので、間違って社外の人に使わないようにしましょう。

もし、どれが正しいか覚えていられないと言うようであれば、ビジネスでは「所用」を使うとさえ覚えておけば大丈夫です。

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