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「机上の空論」の意味とは?類語は?例文もご紹介!

机上の空論

「机上の空論」の意味とは?類語は?例文もご紹介!

ビジネスなどで上司に提出した企画で「机上の空論」だなどと言われる場合がありますよね。

でも「机上の空論」とはどういう意味なのでしょうか。

あい
そこで、「机上の空論」について意味や類語を例文とあわせて調べてみました。

「机上の空論」とは?意味は?類語は?

机上の空論は理想論

まずは「机上の空論」の意味から見ていきましょう。

「机上」というのは読んで字のごとく、「机の上」という意味で、「空論」は「実際とかけ離れている議論」のことを意味しています。

つまり「机上の空論」とは「机の上だけの議論」のことで、そこから「実現できない議論や計画」、「想像上の役立たずな考え」を意味しています。

確かにどんなことでも机上で考えただけでは実際に役に立たないことがありますしね。

ここでちょっと気になるのが「机上」です。

「机上」というと「卓上」でもよさそうな気がしませんか。

でも実は「机上」と「卓上」というのは全くの別ものです。

「机上」というのは机のことなので、勉強机や学習机、オフィスデスクなどをイメージします。

一方、「卓上」というのは「食卓の上」のことを意味しています。

となると、企画などを議論したり考えたりするのは食卓ではなく、机ですよね。だから「卓上」ではなく、「机上の空論」というのです。

ただ、「役立たず」という否定的な意味合いを持つため、使い方には注意が必要です。

よくわからずに使ってしまうと、相手に対して失礼になってしまいます。

そのため、以下のような例文はNGです。

・課長の考えはまるで机上の空論じゃないですか。

確かに例文のように、実現できない企画を考える課長はいるかもしれません。

でもそれを上司に対して発言するのは社会人としてマナーがなっていません。

もし、実際に例文のようだとしても口には出さないようにしてくださいね。

使い方については、後ほど例文とあわせてご紹介します。

では今度は「机上の空論」の類語についてみてみましょう。

難しいような言葉に聞こえるので、類語がないような感じですが、実はいくつもの類語があります。

1つ目にご紹介するのは「絵に描いた餅」です。

「絵に描いた餅」とは「本当に役に立たないこと」を意味しています。

お餅の絵を描いても、それがとても上手だとしても食べることはできませんよね。

つまり、何の価値もなく、役に立たないことを表しているのです。

つまり実現できないことを意味しており、「実現自体が難しい」を意味する「机上の空論」とはちょっと違います。

2つ目の類語は「砂上の楼閣」です。

意味は「見た目はよくても使い物にならないこと」を意味しています。

楼閣とは重層の建築物を意味しており、見た目も美しい楼閣は一見よさそうに見えますが、それが砂上だとしたら、見た目だけで全く役に立ちませんよね。

そのような役に立たないという点で「机上の空論」に似ているように感じます。

ただ、「見た目は整っているように見える」という点で、「実現できずに役に立たない」という意味の「机上の空論」とはちょっと違うようです。

3つ目の類語が「畳の上の水練」です。

水練とは「泳ぐ練習」のことで、畳の上で泳ぐ練習をしても実際に泳げるようになるわけじゃありませんよね。

そのことから、「知識があっても実際にできないこと」を意味しています。

理論的に無理があるという意味合いの「机上の空論」とはちょっと意味が違います。

そして4つ目の類語が「取らぬ狸の皮算用」です。

狸を取った場合、それを売ると利益が得られます。

でも実際に取ってみないといくら利益を計算しても意味がないということを表しています。

つまり、「未来の利益想定をしても意味がないこと、無意味なこと」を意味しているのです。

実現性のない「机上の空論」とはちょっと違いますね。

あい
このように「机上の空論」にはいくつも類語がありますが、そっくりそのままの意味ではなく、ちょっとした違いがあるようですね。
では「机上の空論」についての使い方を例文で見ていきましょう。

「机上の空論」の例文もご紹介!

机上の空論の例文

では、「机上の空論」の例文を見ていくにあたり、簡単な使い方をご紹介します。

まず、「机上の空論」というのは相手を否定する意味合いがある言葉なので、使うシーンに注意が必要です。

ではどのようなシーンで使うことがあるのかというと、3つのシーンが挙げられます。

1つは「現実や実態を知らない人」を対象にした場合です。

例えば、ビジネスシーンでは管理側と現場側に分かれており、管理側は現場のことを知らない場合がありますよね。

そんな時に使う場合があります。

例文を挙げてみると、

・現場を知らないのに期日だけを繰り上げるなんて机上の空論はやめてくれないか。

意味は現場には現場の進め方があります。

それを無視して管理側だけで期日を無理に繰り上げるのは無理だという意味です。

意味合いを考えると、類語での言い換えは難しそうですね。

2つ目のシーンが「実際に行動を起こさない人」が対象の場合です。

「机上の空論」とは頭の中で考えたことだけで、それを実行に移せる能力が備わっていない場合があります。

そんな時に使えます。

例文を挙げてみると

・彼の企画は机上の空論で、結局は現場の作業員任せだ。

例文の意味は「彼の企画は実現できそうもないものばかりで、結局は現場の作業員任せだ」ということです。

もし類語に置き換えるなら「畳の上の水練」が妥当でしょうか。

3つ目のシーンが「自分の考え方を改めない人」が対象の場合です。

人は失敗を繰り返して、考え方を変えたり、人の考え方を受け入れるようになったりします。

でも失敗の少ない人の場合は自分の考えを正しいと思いがちで、人の考えを受け入れなかったりします。

その結果、うまくいかないこともあります。

そんな時の使い方として例文を挙げると

・彼は机上の空論ばかりで、友人がいくら指摘しても聞く耳を持ってくれない。

例文の意味は「彼は実現不可能な計画ばかり挙げて、友人がいくら指摘しても聞く耳を持ってくれない」ということです。

「机上の空論」を挙げる人には自分の考え方にこだわる人もいるので、そんな時に使います。

類語はどれも当てはまりそうにありませんね。

あい
このように「机上の空論」を使えるシーンは大きく3パターンあります。
ただ、意味合いをきちんと考えると、例文のように類語に置き換えられるパターンと類語が当てはまらない場合もあるようです。
しかも相手を否定する意味合いがあるので、使い方に注意が必要ですね。

「机上の空論」の意味とは?類語は?例文もご紹介!まとめ

「机上の空論」とは「実現できない議論、役に立たない考え」のことを意味しており、類語もいくつもあります。

ただ、例文のように類語に言い換えられない場合も多く、しかも相手を否定する意味合いがあるので使い方に注意が必要です。

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