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「抱負」と「目標」の意味の違いとは?例文もご紹介!

抱負と目標

「抱負」と「目標」の意味の違いとは?例文もご紹介!

「抱負」といえば「新年の抱負」、目標といえば「営業目標」などに使われたりしますよね。

どちらも目指すものがあるという点で意味合いが似ているようなイメージですが、実際の意味は違うようです。

あい
では、「抱負」と「目標」、どういった点で意味が違うのか、例文もあわせてご紹介します。

「抱負」と「目標」の意味の違いは?

抱負と目標

「抱負」と「目標」の違いって何でしょう。

何となくどちらも似たような意味合いなのではと思いがちですよね。

ただ、使い方を見てみると違うようです。

「抱負」というと、使い方を例文で挙げてみると

・では、新しいクラスになったので1人ずつ抱負を言ってみよう

といったふうに使われたりします。

一方、「目標」を例文で挙げると

「私の目標は今度のテストで学年10位以内に入ること」

などといった使い方をします。

つまり、目標には具体的な数値などが入っているような気がします。

では具体的にどんな違いがあるのか意味をそれぞれ見ていきましょう。

まずは「抱負」の意味についてご紹介します。

「抱負」とは「心の中で決める行為に対する決意、志望」です。

よく例文として使われるのが「新年の抱負」ですよね。

これは、新しい年を迎えるにあたって何をする年にするか決めるという意味合いがあります。

そんな抱負の類語は、将来に対する大きな希望を意味する「大志」や「大望」、大きな願いを意味する「願望」、分不相応な望みを意味する「野望」などがあります。

では「目標」にはどんな意味があるのでしょうか。

「目標」の意味は「行動をすすめるにあたって実現を目指すゴール地点」という意味があります。

そんな「目標」の類語には、実現しようと目指すところを定める「目的」、目指すところを意味する「目途」、目指す意図を意味する「狙い」、ターゲットを意味する「標的」などがあります。

では「抱負」とどのような違いがあるのでしょう。

実は「目標」というのはゴール地点であって、そこに到達するまでのプロセスは含んでいません。

わかりやすい例文を挙げるとすると、このような例文になります。

・私はマイナス5kg落とすのが目標だ。

これを抱負に変えて言い直した例文がこちらです。

・私は食事制限とジョギングでマイナス5kg落とすことを抱負にします。

つまり、目標というのはあくまで達成したいゴールであって、それと違い、抱負というのはゴールはもちろん、そこに到達するまでの決意も含んでいるのです。

あい
このように「抱負」と「目標」の意味の違いはゴールまでのプロセスに対する意気込みを含むかどうかのようです。

「抱負」と「目標」の例文をご紹介!

抱負と目標の例文

では、「抱負」と「目標」の意味の違いがわかったところで、もっと内容をわかりやすくするため、いくつかそれぞれの例文を見てみましょう。

まずは「抱負」の例文から見ていきましょう。

・冬休みの宿題の定番といえば「新年の抱負」を書き初めで書くことだ。

よくありがちな宿題ですね。

ただ、小学生に「抱負」といっても具体的に何のことかわからなかったりします。

そのため、大人が一緒に考えるのもありがちですよね。

この時の「抱負」とは「今年の決意」ということなので、何でも頑張るという意味合いで「一生懸命」、短い間でもしっかり集中するという意味合いで「短期集中」などにするのもいいかもしれませんね。

例えば、これで「抱負」でなく「目標」を書くように言われたら、もっと明確なゴールを書かなければいけません。

これが「抱負」と「目標」の違いですね。

では、他の例文も見てみましょう。

・私は毎年ダイエットをするという抱負を立てているが、成功したことがない。

この例文で見てみると、例えば具体的に実現できそうな数字を掲げているとそれは抱負ではなく、「目標」ということになります。

・新人の挨拶で入社後の抱負を述べるように言われた。

突然、抱負を一言求められることってありますよね。

挨拶するだけでも手一杯なのに、予定外のことを求められてついつい答えられないという人もいるでしょう。

そのため、新人挨拶の時は抱負や目標を求められることを前提に、ある程度の内容を用意しておくと楽かもしれません。

今度は「目標」の例文を見てみましょう。

・今期の売り上げ目標を達成するのは厳しそうだ。

これは店舗などの場合はあらかじめ売り上げ目標がきちんと数値化されて掲げられている場合がほとんどです。

つまりゴール地点は設定されているものの、数値的にそこに到達しづらいという意味ですね。

他の例文も見てみましょう。

・目標を立てるのは簡単だが、そこまで努力するのは苦手だ。

この例文でもわかるように、「目標を立てる」というのはゴール地点を決めるということです。

確かにゴールを決めるのは簡単です。

目標の場合はプロセスを含んでいないので決めるだけでいいのですから。

でも、そこに到達するためにどのような方法をとるか、どのような努力をしなければいけないかというのは、また別の話です。

つまりゴールまでの間の過程が苦手という意味ですね。

・人と待ち合わせをしたのに迷子になってしまった。とりあえずあの高いビルを目標に進んでみよう。

この例文では目に見えるものをゴールとして定めたということですね。

「抱負」の場合は目標に対する決意なので、実際に目に見ることはできません。

でも「目標」の場合は数値や目にみえるゴールがあるので、これが両者の違いの一つとも言えるかもしれませんね。

あい
このように実は「抱負」と「目標」では微妙に意味合いの違いがあるので、使い方にも違いがあるようです。

「抱負」と「目標」の意味の違いとは?例文もご紹介!まとめ

「抱負」は「目標を達成するための決意」という意味で、「目標」というのは到達したいゴール地点のことです。

つまり、「抱負」は「目標」までのプロセスに対する気持ちなので、例えば他の人同士で同じ「目標」を抱えていても、「抱負」は違うという場合があるのです。

確かにゴールは同じでも、そこに到達するまでの努力や方法は人によって違いますからね。

似たような意味から混同されがちですが、例文のように実際は明確な違いがあるので、使い方に気を付けてください。

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