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「制作」と「製作」の意味の違いや使い方は?例文も紹介!

制作と製作

「制作」と「製作」の意味の違いや使い方は?例文も紹介!

子供に夏休みの自由研究として選んだのが図工製作でした。

でもこの時、ふと、「製作」と「制作」のどっちが正しいのかわからなくなっちゃいました。

そもそも「制作」と「製作」の意味に違いはあるのでしょうか。

あい
そこで、「制作」と「製作」の意味の違いや使い方、例文について調べてみました。

「制作」と「製作」の意味の違いや使い方は?

制作と製作の意味

まずは「制作」と「製作」の意味の違いから見ていきましょう。

読み方としては、どちらも「せいさく」と読むので、会話の際にはあまり気にならないですよね。

でもビジネスシーンでは書面やメールなどで使う場合もあります。

そんな時に間違えていたら恥ずかしいので、ちゃんとした意味を見てみましょう。

漢字をみても、どちらをみても作るという意味合いなので、同じようにイメージしがちですが、厳密には違いがあります。

ではその違いについてみてみましょう。

そのために1つずつの意味からご紹介します。

まずは「制作」についてです。

制作の意味は絵画や彫刻などの芸術作品を作り上げることです。

つまりクリエイティブなものを作ることが制作にあたります。

例文で使い方を簡単に挙げてみると、

・大学の卒業制作がやっと終わった。

美大などでの制作は、いわゆるクリエイティブな作品なので、こちらの「制作」を使うのです。

他にも制作の使い方としては「絵画制作」、「アニメ制作」、「動画制作」などがあります。

では今度は「製作」の意味についてみていきましょう。

製作とは道具や機械を使って実用的なものを作ることを意味しています。

例えば医療器具や地図、本などは製作されたものに当たります。

例文で使い方を簡単にあげましょう。

・今回の発注は山田製作所に依頼することになった。

機械などを使ってものを作り上げるところは一般的に製作所と言われますよね。

機械などを使って実用的なものを作っているからこそ、制作ではなく、製作所というのです。

ただちょっと間違えやすい使い方もあります。

それを例文で見てみましょう。

・幼稚園の製作の時間に飛び出すおもちゃを作った。

この例文でのシーンは「制作」ではなく、「製作」となります。

「飛び出す絵本」なんていうとクリエイティブな感じがして、制作でも良さそうな感じがしますよね。

でも、子供が幼稚園で何かを作るという際はクリエイティブなものを作るというより、道具の使い方を学ぶために作ることが多く、道具を使って何かを作ることから「製作」が使われるのです。

これが「制作」と「製作」のちょっとした意味の違いで、使い方の違いになっています。

あい
このように、「制作」と「製作」の使い方にはちょっと間違いやすい部分もあります。
では次に例文でもっと使い方と意味の違いを確認していきましょう。

「制作」と「製作」の例文も紹介!

制作と製作の例文

「制作」と「製作」はちょっとした意味の違いがあり、その意味をきちんと理解していないと使い方を間違えてしまう可能性があります。

そこで「制作」と「製作」の使い方の違いを例文でもっとみていきましょう。

まずは「制作」の例文で使い方を見てみましょう。

・ホームページを制作したので、ご確認をお願いいたします。

この例文の場合の「せいさく」は「制作」になります。

ホームページというと、芸術作品とは全く違うので「製作」なのではと思いがちですが、実は違います。

ホームページやチラシなどを作るのは、なかったところから新たなものを作り出すという点でクリエイティブなモノづくりに当たります。

そのため「制作」の字が使われるのです。

さらに他の例文でも使い方を見てみましょう。

・アニメ制作に関わるのは、子供の頃からの夢です。

確かにアニメというとクリエイティブな作品ですから、「制作」を使うことにも納得ですよね。

でも実はアニメの現場でも「製作」を使うことがあります。

それは商品としてアニメを製作した時です。

つまり作画として作る場合は「制作」、商品と使う場合には「製作」になるのです。

わかりやすい例文を上げると

・アニメ製作委員会の企業は皆、大手ばかりだ。

アニメ製作委員会というのは、アニメを作るために資金を出す企業や個人の集まりことを意味しています。

つまり実際に手がける人とは違い、それに携わって商品化することを「製作」というのです。

今度は「製作」の使い方を例文で見てみましょう。

・家具製作会社に入社した。

家具というのは実用的なもので、機械を使って作ることになるため、意味合い的には「製作」になるのです。

ただ、実用的とはまた違い、見た目にもユニークな家具を作るアーティストはいますよね。

そのような場合は制作を使ってもいいでしょう。

いわゆるクリエイティブな作品になるわけですからね。

他の例文を見てみましょう。

・子供に新しい製作帳を買ってきてって頼まれてたんだった。

ここでいう、製作帳とは色々なお絵かきやものづくりに使われるかもしれません。

そのため「制作」を使ってもいいような気がしてしまいがちですが、あくまでハサミやクレヨンなど道具を使って作る製作であって、道具の使い方を学ぶために使う場合もあります。

そのため、「制作」ではなく、「製作」を使うのです。

今まで「製作所」、「制作所」などあまり字の違いを気にしたことはありませんでしたが、しっかりとした意味の違いがあるんですね。

そんな「製作」と似たような言葉として「製造」も挙げられます。

原料を加工して作ることは製造と言われるため、それを大規模に作っている場所を「製造所」というのです。

あい
このように「制作」と「製作」はきちんと意味の違いや使い方をわかっていないと、例文のように間違えやすい場合があるかもしれませんね。

「制作」と「製作」の意味の違いや使い方は?例文も紹介!まとめ

「制作」と「製作」はどちらもモノづくりに関わることですが、「クリエイティブ」か「実用的で機械を使っているか」という点が違い、それによって使い方も変わってくるようです。

つまり冒頭に挙げた子供の図工製作に関しては、制作ではなく、製作を使うのがいいようですね。

例文で挙げたように間違えやすい使い方もあるので、公共の場やビジネスで使う際には気をつけたほうがいいかもしれませんね。

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