言葉の使い方

「割を食う」の意味や類語は?使い方を例文でご紹介!

割を食う

「割を食う」の意味や類語は?使い方を例文でご紹介!

「割を食う」というのは漢字的にはあまり難しくない言葉ですよね。

でもその意味については正しく理解していなかったりもします。

「~を食う」ということから「~を食べる」なんて思っていると、全く意味が違います。

あい
そこで、「割を食う」の正しい意味や類語、簡単な使い方を例文を交えてご紹介します。

「割を食う」の意味や類語は?

割を食うの意味

まずは「割を食う」の読み方から見ていきましょう。

「割を食う」は「わりをくう」と読みます。

意味については漢字一つずつを見ていきましょう。

「割」というのは、元々は「割当、分担、配分」という意味で、それが転じて「任務、分配金」という意味があります。

そして「食う」には「食べる」という意味のほか、「他から好ましくない行為を受ける」という意味もあります。

そんな「食う」の使い方としては、「大目玉を食う」、「肩透かしを食う」などがあります。

「大目玉を食う」というのは「ひどく叱られる」という意味で、酷く怒っている相手が目玉を剥き出しにしている様子を表しています。

そして相手から好ましくない仕打ちを受けているというような意味で「食う」が使われているのです。

「肩透かしを食う」というのは「期待していたのに、その期待を削がれた」ということを意味しており、ここでの「食う」も好ましくない行為を受けたという意味合いで使われています。

ではそんな「割」と「食う」が合わさった「割を食う」というのは「大変な任務の割に分配金が少なかった」ということで、「損をする、自分の方が不利になる」という意味になります。

ここで重要なのが、ただ損をしたというのではなく、「他の影響があったからこそ損をした」という意味で使うということです。

そんな「割を食う」の使い方を例文で挙げてみると、

・彼女はスタイルも成績もいいのに、モデルの姉と並ぶといつも比べられてしまい、割を食っているようだ。

意味は「彼女はモデルの姉と比べられて、いつも損ばかりをしている」ということです。

ただ一緒にいるだけなのに、周りからは比較され、好ましくない扱いを受けているということですね。

では「割を食う」という言葉に類語はあるのでしょうか。

実は似たような意味の類語はいくつかあります。

中でも有名な類語をご紹介します。

一つは「馬鹿を見る」です。意味は「馬鹿馬鹿しい思いをする」、「不利益を被ったり、損な役回りになってしまう」ということです。

使い方を例文で挙げてみると、

・正直者は馬鹿を見る。

というのは、よく聞きますよね。

正直なのはいいことなのですが、正直だからこそうまくいかずに、損な役回りになってしまうこともあります。

そんな時に使われる言葉ですね。

次の類語は「不利益を被る」です。

意味は「損をする」ということで、まさに「割を食う」と同様の意味ですね。

そのため、言い換える際もそのまま使えます。

上の例文に言い換えてみると

・彼女はスタイルも成績もいいのに、モデルの姉と並ぶといつも比べられてしまい、不利益を被っている。

となります。

次の類語は「しわ寄せがくる」です。意味は他の人が被った不利益が当事者とは別に及ぶことで、「不利益が他に及ぶ」ということです。

使い方を例文で挙げると、

・失敗をしたのはあっちの部署なのに、こちらの部署にまでしわ寄せが来てしまった。

となります。

意味は「失敗をした部署とは違うこっちにまで不利益が来てしまった」ということです。

あい
このように「割を食う」というのは「損をする」という意味で、似たような意味で同様の使い方ができる類語もあるようです。
今度は詳しい使い方を例文で見てみましょう。

「割を食う」の使い方を例文でご紹介!

割を食うの使い方

「割を食う」の意味や類語がわかったところで、使い方を具体的な例文に挙げてみてみましょう。

・私の弟は病弱のため母はいつも付きっきりで、旅行などにも行けなかった。そのため幼い私は割を食っていると思っていた。

意味は「弟が病弱で母が付きっきりで旅行にも行けなかったことから、自分は損をしていると思っていた」ということです。

自分以外から受ける影響により、自分は旅行に行けないと感じていたということですよね。

類語で言い換えるなら「しわ寄せがくる」が当てはまりそうです。

実際に例文で言い換えた使い方を見てみると、

・私の弟は病弱のため母はいつも付きっきりで、旅行などにも行けなかった。そのため幼い私はしわ寄せが来ていると思っていた。

となります。

まさに「他からの影響で不利益を被っている」ということですね。

では次の例文でも使い方を見てみましょう。

・友達が先生に怒られているところに偶然出会し、自分も一緒に怒られる羽目になった。まさに割を食うことになったのだ。

意味は「友達が先生に怒られている場面に出くわし、自分も巻き込まれて一緒に怒られた」ということですね。

実際に怒られるべきことをしたのは他の人なのに、自分まで損をしたということです。

類語に言い換えるなら「不利益を被る」が当てはまりそうです。

次の例文でも使い方を見てみましょう。

・彼が作業が遅いのにいつも定時でさっさと上がってしまう。そのため、割を食うのはいつも私だ。

意味は「彼は作業が遅いのに定時で上がるため、残った仕事のしわ寄せが自分にくる」ということです。

この場合の類語は「しわ寄せがくる」がぴったりと当てはまりますね。

あい
このように「割を食う」というのは他からの影響が自分に及んで何らかの損を被るという意味で使えます。
使い方としては例文に挙げたように「~だから、割を食う」、「~のせいで割を食う」といった使い方が一般的のようです。
同様のニュアンスの類語を使えば言い換えもできそうですね。

「割を食う」の意味や類語は?使い方を例文でご紹介!まとめ

「割を食う」というのは「損をする」という意味で、他からの影響で被害や損を被ったという意味合いで使います。

使い方としては「~だから割を食う」という言い方をします。

似たような類語も多いため、例文に挙げたように言い換えもできます。

「食う」ということから「何かを食べる」なんて勘違いすると、恥ずかしい思いをするので、正しい意味を覚えて置いた方がいいでしょう。

  • この記事を書いた人
アバター

あい

雑学大好き!季節のイベントの雑学、または最新ニュースなどを面白く、そして分かりやすくご紹介します!

-言葉の使い方
-