「そぐわない」の意味や類語は？使い方を例文でご紹介！

「そぐわない」の意味や類語は？使い方を例文でご紹介！

「彼の意向にそぐわない」、「我が社の社風にそぐわない」など「そぐわない」という言葉を使うことがありますが、具体的にはどのような意味なのでしょう。
ビジネスでも使う場合がありますよね。
だからこそ、きちんとした意味は理解していないといけませんよね。
また、言い換えるならどのような類語が当てはまるのでしょう。

あい

そこで、「そぐわない」という言葉の意味や類語、使い方について例文と合わせてご紹介します。

「そぐわない」の意味や類語は？

まずは「そぐわない」の意味から見ていきましょう。
「そぐわない」というのは「そぐう」という言葉の否定形です。
「そぐう」というのは「釣り合う」、「ふさわしい」という意味の言葉です。
つまり、その否定型である「そぐわない」というのは「釣り合わない」、「ふさわしくない」という意味です。
では、そんな「そぐわない」の使い方を例文でみてみましょう。
・彼の考え方は今の時代にそぐわない。
意味は「彼の考え方は今の時代にふさわしくない」ということです。
例えば、古い考え方の人に対して使ったりできますね。

また、「そぐわない」というのはビジネスシーンでも使えます。
そんな使い方を例文でみてみましょう。
・ご希望にそぐわない場合はご連絡ください。
意味は「ご希望に釣り合わない場合はご連絡ください」ということです。

このように「そぐわない」というのはプライベートからビジネスまでいろいろなシーンに使えるようです。

では、そんな「そぐわない」には同じような意味の類語はあるのでしょうか。
いくつか似たような意味の類語がありますので、ご紹介します。
一つ目の類語は「場違い」です。
意味は「その場にふさわしくなく」ということで、「そぐわない」と類似していますね。使い方を例文に挙げてみましょう。
・パーティーにそぐわない服装での出席はご遠慮ください。
これを類語の「場違い」に言い換えてみると、
・パーティーに場違いな服装での出席はご遠慮ください。
と、なります。
この例文を見る限り、言い換えにも使えそうですね。

二つ目の類語は「不穏当」です。「不穏当」とは「穏当」の否定形で、「穏当」というのは「適当であること、筋が通っていること」を意味しています。
つまり、「不穏当」というのは「適当ではない」という意味です。
そんな類語の使い方を例文でみてみましょう。
・会社にそぐわない行動は慎んでください。
これを類語に言い換えると
・会社での不穏当な行動は慎んでください。
となります。
こちらも言い換えに使えそうです。

三つ目の類語は「不相応」です。
意味は「釣り合いが取れていない」ということで、まさに「そぐわない」と同一の意味ですね。
そんな類語の使い方を例文でみてみましょう。
・分不相応な態度はやめてください。
意味は「その場にふさわしくない態度はやめてください」ということです。

他にも、「似つかわしくない」、「合っていない」、「適していない」などの類語もあります。

あい

このように「そぐわない」には「ふさわしくない、釣り合わない」という意味があり、似たような意味を持つ類語もたくさんあります。
いろいろなシーンに使える言葉なので、正しい意味と使い方は覚えておいたほうが良いでしょう。

「そぐわない」の使い方を例文でみてみよう！

では、「そぐわない」という言葉の意味や類語がわかったところで、具体的な使い方を例文でみていきましょう。

まずはプライベートシーンでの使い方を例文でみてみましょう。
・彼はその容姿にそぐわないような可愛らしい趣味を持っている。
意味は「彼は見た目に釣り合わないような可愛らしい趣味を持っている」ということです。
類語で言い換えるなら「不釣り合い」や「似つかわしくない」などが当てはまりそうです。

次の例文でも使い方を見てみましょう。
・彼はゲームのルールにそぐわないことをしてしまったので、反則負けになった。
意味は「彼はゲームのルールに合っていないことをしてしまったので、反則負けになった」ということです。
類語に言い換えるなら「合っていない」がぴったりとはまりそうです。

次の例文でも使い方を見てみましょう。
・彼女の発言はその場にそぐわなかったようだ。
意味は「彼女の発言はその場では場違いだったようだ」となります。
当てはまる類語は「場違い」がちょうど良さそうです。

このように「そぐわない」の使い方としては「?にそぐわない」というのが一般的なようです。

次はビジネスシーンでの使い方を例文でみてみましょう。
・ご意向にそぐわない形となってしまい、誠に申し訳ございません。
意味は「ご意向にふさわしくない形になってしまい、申し訳ありません」ということです。
ビジネスでは取引先や顧客にとって思い通りの結果にならないこともあります。
そんな時に使える言葉です。
類語に言い換えるなら「合っていない」が当てはまりそうです。
ただ、「そぐわない」という言葉を使った方が丁寧な印象になるので、ビジネスでの使う場合は類語より、こちらの方が良いかもしれません。

ちなみに「そぐわない」という言葉に敬語はありません。
そのため目上の人や顧客に使う場合は前後の言葉を敬語にして、丁寧な言い方になるようにしてください。

次の例文でも使い方を見てみましょう。
・このままではご要望にそぐわないと判断し、こちらの案に変えさせていただきました。
意味は「このままではご要望に合っていないと判断し、こちらの案に変えさせていただきました」となります。
これも類語に言い換えるなら「合っていない」とした方がわかりやすいでしょう。

あい

このように「そぐわない」というのはいろいろなシーンで使えるようです。

「そぐわない」の意味や類語は？使い方を例文でご紹介！まとめ

「そぐわない」というのは「ふさわしくない、釣り合わない」という意味があり、同様の意味を持つ類語はたくさんあります。
そんな「ふさわしくない」の使い方は「?にそぐわない」といった形が一般的で、例文にも挙げたようにプライベートからビジネスまでいろいろなシーンに使えます。
だからこそ、正しい意味と使い方を覚えておくと良いでしょう。