言葉の使い方

「科学」と「化学」の違いとは?わかりやすくご紹介します!

科学と化学

「科学」と「化学」の違いとは?わかりやすくご紹介します!

「かがく」というと、日本語では「科学」と「化学」がありますよね。

どちらもサイエンスのような気がしますが、意味に違いはあるのでしょうか?

同じ読み方なので、口頭では困りませんが、文章などに起こす際にどちらを使えばいいのかわからなかったりしますよね。

あい
そこで「科学」と「化学」の違いは何なのか、わかりやすくご紹介します。

「科学」とは?

科学とは

まずは「科学」についてみてみましょう。

「科学」は英語でscienceのことです。

サイエンスというと、学校の勉強では理科のイメージが強いですよね。

だからこそ「化学」と混同しがちなのですが、実は「化学」とは違います。

ではどんな違いがあるのかというと、わかりやすくするため、まずは由来から見てみましょう。

scienceの由来はラテン語のscientia (シエンティア) です。

scientia (シエンティア) には「知識全般」という意味があります。

知識全般というのは、わかりやすく言うと日本語で「学問」のことで、化学を含む理科はもちろん、数学や哲学などもこれに当てはまるのです。

つまり、世の中の学問は全て科学ということになるのです。

例えば、大学には色々な学科が学問ごとに分かれていますよね。

人文学や物理学、心理学、スポーツ学など、理系から文系まで様々です。

サイエンスというと、理系のイメージが強いかもしれませんが、実は理系文系にかかわらず、それらが全て一つの「学問」であり、科学に当てはまるのです。

ただ、そうは言いつつも、大抵の場合、「科学」というと「自然科学」を指すことが多くあります。

この場合の「科学」とは理系のことになるので、理系のイメージがどうしても強くなってしまうのでしょう。

そして、「自然科学」の学科が存在する大学ももちろんあります。

では「自然科学」とは具体的にどのような学問なのでしょう。

わかりやすく例を挙げると

・物が落ちる時の現象を調べる。
・草木が芽を出し成長する様子を調べる。
・細胞の変化を見る。
・天体観測をする。

などのことで、小学校の教科で言うところの理科にあたります。

だから理科の一つである「化学」と混同しやすいのでしょうね。

しかし、上記に記したように科学とは学問全般、もしくは自然科学のことを指します。

これが化学との違いなのでしょう。

ちなみに「科学」という言葉がつく学問は自然科学の他にもあります。

わかりやすく例を挙げてみます。

一つが「社会科学」です。社会科学とは経済学、法学、政治学のことで、いわゆる社会における学問ということですね。

経済も法、政治も社会を動かして行く上で重要な部門ですよね。

この学問を突き詰めていくと、政治家や裁判官、経済学者などになれるんでしょうね。

そして二つ目にご紹介するのが「人文科学」です。

人文科学とは文学、教育学、哲学のことです。

わかりやすくいうと、人を育てたり、人の考えについての学問ということですね。

大学でこの部門を学ぶと、教育者になったり哲学者になったりしますね。

あい
このように「科学」というと「化学」を含む「自然科学」をイメージしがちですが、「社会科学」や「人文科学」は意味や学問という点で違います。
公共の場で発言する際には意味の違いを考慮して、発言をするといいでしょう。

「化学」とは?

化学とは

では次に「化学」について、もっとわかりやすくみていきましょう。

「化学」というと、英語表記はscienceをイメージする人もいるかもしれませんが、実は違います。

「化学」の英語表記はchemistryです。

この時点で、すでに「科学」と違いますね。

ではなぜ「科学」と「化学」の違いが分かりにくいのかというと、実は「化学」は自然科学の一つです。

自然科学とは自然に生じる現象を学ぶ学問のことをいい、その中には物理学、化学、天文学、生物学、地球科学などがあります。

つまり、わかりやすく説明すると「化学」は「自然科学」という大きな学問の中の一つなのです。

そのため、「化学」は「科学」の一つですが、「科学」イコール「化学」とはならないのです。

違いはあるといいつつも、ちょっと紛らわしいのは確かです。

ちなみに「化学」がどういった科学なのかというと、漢字を見るとわかりやすくイメージできます。

「化学」は「ばけがく」ともいい、物質などが「化ける」様子を学ぶ学問です。

わかりやすく具体的な例を挙げると

・液体に他の液体を加えたら、色が変わった。
・液体にある物体を加えたら、ガスになった。
・炎の色が変わった。

このように、あるものが他のものに変わる現象を学ぶことを「化学」というのです。

例文を挙げてみましょう。

・彼は物質の変化に興味を持つようになったことがきっかけで、化学教師になった。

このようになります。

つまり、科学の中でも化学に興味を持ち、その先生になったということですね。

このような物質の変化は子供にとっては面白く、興味を持ちやすいですよね。

そのため、夏休みの自由研究などで化学を取り入れる子もいます。

一方、「科学」というのは「化学」などの実験や検証、観察などによって得られた知識や法則を意味しています。

そのため、違いがわからなくなったら、実際に実験するのが「化学」、その結果が「科学」と覚えておくとわかりやすいかもしれませんね。

あい
このように「科学」と「化学」は厳密な意味合いは違いつつも、化学が自然科学の一つであることから混同されがちです。
「科学」の大きな括りの中に「化学」があると覚えておくといいでしょう。

「科学」と「化学」の違いとは?わかりやすくご紹介します!まとめ

「科学」と「化学」にはきちんとした違いがあります。

わかりやすくまとめると、科学は学問という意味合いで使われることがあり、その学問の一つである「自然科学」の一つに「化学」があるのです。

つまり「化学」は「科学」でありますが、「科学」は「化学」のことではない場合もあるということです。

具体的な違いについては漢字の意味合いを思い出すといいでしょう。

何かが変化するのを実際に行うのが「化学」、その結果や法則を用いるのが「科学」と覚えておくといいでしょう。

  • この記事を書いた人
アバター

あい

雑学大好き!季節のイベントの雑学、または最新ニュースなどを面白く、そして分かりやすくご紹介します!

-言葉の使い方
-