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「了解」と「承知」の意味の違いとは?目上の人に使ってはダメ?正しい使い方を例文でご紹介!

了承と承知

「了解」と「承知」の意味の違いとは?目上の人に使ってはダメ?正しい使い方を例文でご紹介!

「了解」、「承知」という言葉は「分かりました」という意味でビジネスでよく使うこともありますよね。

ですます調でいうと、それだけで丁寧になるイメージから、ついつい使いがちですが、実は目上の人に使ってはだけな場合もあるようです。

あい
そこで、「了解」と「承知」について意味や違い、正しい使い方を例文で見ていきましょう。

「了解」と「承知」の意味の違いとは?目上の人に使ってはダメ?

了承と承知の違い

まずは「了解」と「承知」のそれぞれの意味から見ていきましょう。

意味に違いはあるんでしょうか。

はじめに「了解」から見てみましょう。

「了解」の意味は、「了」は「さとる」、「解」は「解き明かす」という意味で、二つ合わせることで、「事情を思いやって納得する」、「理解する」、「のみこむ」という意味です。

簡単にいうと「分かりました」ということですね。

そんな「了解」をよく聞くシーンの一つと言えるのがビジネスシーンですよね。

でも実は「了解」は目上の人や取引先の人に使ってはいけない言葉なのです。

というのは「了解しました」というのは「分かりました」ということで、実際に目上の人に指示された際に気軽に「分かりました」とはあまり言いませんよね。

他にも「軍隊のようだ」、「敬意が感じられない」ということから目上の人には使わない方がいいとされているようです。

でも、よく「了解いたしました」という使い方を見かけたり、聞いたりしませんか。

確かに「いたす」というのは「する」の謙譲語なので、目上の人に使っても良いような印象はあるので、使い方として合っている気がしてしまいますが違います。

元々の「了解」というのがちょっとフランクな意味合いなため、目上の人に使うのはやめたほうがいいとされています。

では、どういったシーンで「了解」は使われるのでしょうか。

使い方を例文で簡単に挙げてみましょう。

・締め切りは15時までですね。了解しました。

意味は「締め切り時間が15時までということ、分かりました」ということです。

では、この例文のような使い方をしていい相手はどういった人なのかというと、同僚や目下の人に使うのはOKです。

では目上の人や取引先の人に「分かりました」と言いたい時にはどのようにいえば良いのでしょうか。

そんな時にちょうどいい言葉が「承知」です。

「承知」の意味は、「承」が「相手の意をそっと引き受ける」、「知」が「物事の本質を見通す」、「相手を理解する」ということから、二つ合わせて「事情などを知る」、「要求・依頼などを聞き入れる」という意味があります。

つまり、使い方を例文で挙げてみると

・(取引先)この部分の企画テーマをもっと詳しく教えてほしいのですが。
・(営業マン)承知しました。

この例文に挙げたように、相手から要求・依頼をされたときに「分かりました」という意味での返答として使えます。

つまり「了解」と違い、取引先や目上の人に対しても使えるのです!

意味合い的にはそんな違いはないのに、どうして使えるのでしょうか。

それは「了解」という言葉が謙譲語ではないのと違い、「承知」という言葉自体が既に謙譲語だからです。

「了解」の謙譲語が「承知」といってもいいのです。

このようなことから、目上の人や取引先の人に使っても大丈夫な言葉とされています。

あい
このように「了解」と「承知」は意味合いこそ違いはないものの、言葉自体が謙譲語か、そうでないのかという点で違いがあります。
そのため、例文で挙げたように相手によって使い方が違います。

「了解」と「承知」の正しい使い方を例文でご紹介!

了承と承知の使い方

では、「了解」と「承知」の意味や互いの違いがわかったところで、正しい使い方を例文で見ていきましょう。

まずは「了解」の使い方を例文で見ていきます。

・(同僚)この書類、14時までに仕上げてほしいのですが。
・了解しました。

このように「了解」は同僚に対して使うのはOKです。

さらに丁寧な使い方をするなら「了解いたしました」というのも大丈夫です。

ただし、丁寧になったからといって上司や取引先の人にいうのは違います。

相手によっては失礼に感じてしまうので使うのは避けたほうがいいでしょう。

次の例文でも使い方を見てみましょう。

・(部下)今回はこのような形で進めていこうと、先方と検討中です。
・(上司)了解しました。その方向でよろしくお願いします。

上の例文のように「了解」は上司の人が目下の人に対して使うのはアリです。

このように「了解」というのは意味合いから、つい上司や取引先の人に使ってしまいそうなイメージですが、正しい使い方はビジネスシーンでは同僚や目下の人に対してしか使えないので、注意してくださいね。

次に「承知」の使い方を例文で見ていきましょう。

・(上司)この書類、明日までに処理してもらえますか?
・(部下)承知しました。

このように、「承知」は「分かりました」という意味合いで、「了解」とは違い、上司や目上の人に対して使えます。

さらに「承知しました」でも既に謙譲語なのでいいのですが、「承知いたしました」と言い換えることで、さらに丁寧な使い方にできます。

次の例文でも使い方をみてみましょう。

・(上司)急ぎで悪いけど、この在庫を確認してくれないか。
・(部下)承知しました、すぐに確認してきます。

こちらの例文でも上司に対する返答という意味で「承知」を使っていますね。

さらに同様の意味合いで「かしこまりました」と言い換えるのもアリです。

「かしこまりました」の場合は「了解」や「承知」と違い、柔らかい印象を相手に与えられます。

あい
このように「了解」と「承知」は意味は同じでも、使う相手が違います。
そのため、例文に挙げたように、シーンに応じて使い分けるようにしてください。

「了解」と「承知」の意味の違いとは?目上の人に使ってはダメ?正しい使い方を例文でご紹介!まとめ

「了解」と「承知」はどちらも「分かりました」という意味でありながら、使う相手が違います。

「了解」は同僚や目下の人に、「承知」は取引先や目上の人に使う言葉なので、例文のように使い方・使うシーンに気をつけてくださいね。

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