「毎々」の意味と使い方とは?類語や例文もご紹介!
ビジネスシーンで取引企業に挨拶メールを送ったり、挨拶状を送る場合があります。
そんな時によく使われるのが「毎々」です。
よく使いつつも、実はその意味についてはよくわからなかったりします。
「毎々」の意味や使い方は?初めての人には使えない?
まずは「毎々」の読み方から見ていきましょう。
「つねづね」と間違えがちですが、実は「まいまい」と読みます。
「つねづね」の場合は「常々」と書きます。
では、「毎々」の意味はなんなのかというと、
・いつも
・その度毎に
という、意味合いがあります。
つまり、一つの言葉で2つの異なる意味合いがあるということです。
例文で簡単に使い方と意味をご紹介すると、
・この会社の問題は毎々人材不足が起きるということだ。
この例文の場合、「この会社では常に人材不足という問題が起きている」という意味と、「この会社では人が足りたり、足りなかったりという問題が何度も起きている」という意味があります。
そのため、どちらの意味になるかは文章や状況をよく見て判断するようにしてください。
意味が2つということは類語も2種類あるということでしょうか。
「いつも」という言葉自体も類語になるような気がしますね。
類語については後ほどご紹介します。
では「毎々」というのは、どんな使い方をするのでしょう。
大抵はメールか挨拶状などのビジネスシーンですよね。
会話の中で「毎々(まいまい)」というのはほとんど使いませんし、使ったとしても言われた相手からすると聞きなれないので、なんのことかわからないでしょう。
つまり、「毎々」というのは目で見ることはよくあっても、耳で聞くことはほとんどない言葉なのです。
では具体的にビジネスシーンで、どのような使い方をされているのか見ていきましょう。
大抵は取引企業などへの挨拶メールで使われる言葉です。
使い方を例文で挙げると、このような文章をよく見かけるでしょう。
・毎々お世話になっております。
・毎々お世話になります。
・毎々お世話になっています。
これらは簡単にいうと、「いつもお世話になっております」という意味です。
挨拶メールの出だしで書くような文章ですね。
この時の使い方でちょっと注意しなければいけないのがあります。
例文で挙げてみましょう。
・毎々お世話様です。
・毎々ご苦労様です。
このような例文は実は目上の人が目下の人に対していう文面です。
そのため、ビジネスシーンで使うことはNGとされています。
特に挨拶メールや挨拶状というのは取引先の方への挨拶であって、目上の人に対するような言葉遣いをしなければいけません。
そんなシーンで目下の人にするような挨拶をするのはマナー違反となります。
そのため、「お世話様です、ご苦労様です」という言葉を挨拶メールや挨拶状に使わないようにしてください。
また、「毎々」の使い方においても一つ注意しなければいけないことがあります。
それは初めての人には使えない言葉だということです。
「毎々」には「いつも、その度ごとに」という意味合いがあるため、初対面の相手に使うと「あれ?」となってしまいます。
そのため、いつもお世話になっている企業の人へのご挨拶に使うのはいいのですが、初めて取引させていただく場合の挨拶文には使えません。
挨拶メールや挨拶状となると、マニュアル通りに、ついつい「毎々」と記載してしまいがちですが、相手に違和感を与えてしまうので注意してください。
もちろん、初めての取引先企業などへの挨拶メールなどには普通に「はじめまして」、「突然のご連絡失礼いたします」、「はじめてお便り差し上げます」などを使うようにしてください。
大抵はビジネスでのメールや挨拶状で使う言葉なので、社会人になったのなら意味合いはもちろん、使い方も覚えておくといいでしょう。
では今度は「毎々」の類語や、そんな類語を使った例文もご紹介します。
「毎々」の類語や例文をご紹介!
では「毎々」の類語についてみていきましょう。
「毎々」にはビジネスシーンでの「いつも」という意味合いがありますが、この意味合いにあたる類語が
・平素より、平素は
・日頃より、日頃は
にあたります。
例文で類語の使い方を挙げてみましょう。
・毎々お世話になっております。
これを類語で言い換えると
・平素よりお世話になっております。
というふうになるのです。
そして「毎々」には「その度ごとに」という意味合いもありますよね。
この意味合いの類語にあたるのが、「毎度」、「度々」です。
ただ、ビジネスシーンではあまり使うことはありませんね。
では「毎々」の使い方を例文をもっと詳しくみていきましょう。
「毎々」はビジネスシーンでよく使われる言葉なので、よく使われがちな例文をご紹介します。
まず、取引先や顧客に感謝の意味を伝えたい時の使い方を例文でご紹介します。
・毎々格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
・毎々格別のご高配を賜りお礼申し上げます。
これらは普段の挨拶メールでは使わずに、新年の挨拶や休業のお知らせをする際に使います。
「格別のお引き立て」と入れることで、いつもよりかしこまった言い方にしております。
さらに贈り物に対するお礼をメールや挨拶状で伝えるときの使い方を例文で挙げると、
・毎々のご配慮ありがとうございます。
定期的に贈り物をいただいている知人への挨拶としては
・毎々のお心遣いありがとうございます。
とするといいでしょう。
お心遣いというのは先方からの自分に対する思いやりに対する感謝の気持ちを意味しています。
そのため、ビジネスシーンではあまり使わない言葉です。
ビジネスシーンでは「いつも」という意味合いでの使い方が多く、例文でご紹介したようにお決まりの挨拶文もあるので、覚えておくと便利です。
「毎々」の意味と使い方とは?類語や例文もご紹介!まとめ
「毎々」には「いつも」と「その度ごとに」という2つの意味があります。
使い方としてはビジネスシーンでは「いつも」という意味合いで使われることが多く、「平素より」「日頃より」という類語もあります。
例文でご紹介したように、ある程度の挨拶文が決まっているので、取引先とのメールや挨拶状でのやり取りが多い人は覚えておくといいでしょう。
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