「まとわりつく」の意味や類語は?使い方を例文で見てみよう!
「子供が母親の周りをまとわりつく」といったように「まとわりつく」という言葉を使うことがありますよね。
でも具体的に「まとわりつく」とはどういう意味なのでしょう。
また、言い換えられる類語はあるのでしょうか。
「まとわりつく」の意味や類語は?
まずは「まとわりつく」の表記の仕方から見ていきましょう。
「まとわりつく」というのは「纏わりつく」と漢字表記もできますが、「纏」という漢字が常用外漢字です。
そのため、平がな表記が一般的となっています。
では「まとわりつく」というのはどういう意味なのでしょう。
「子供が母親にまとわりつく」という言い方から、なんとなく様子はイメージできそうですよね。
「まとわる」というのは「からみつくように離れない」という意味で、「付く」というのは「物と物の隙間がない様子」、「くっついて離れない状態になること」を意味しています。
この二つが合わさることで、「離れないほどくっついている」ということを意味します。
つまり、ものがくっついて離れない様子や、人がそばから離れない様子を表しているのです。
そんな「まとわりつく」の使い方を例文に挙げてみましょう。
・濡れた髪が頬にまとわりついている。
意味は「濡れた髪が頬にくっついて離れない」ということですね。
ベッタリと頬にくっついている様子がイメージできます。
人に対しての使い方としては例文に挙げてみると、
・彼女がいつも一緒の時は彼にまとわりついている。
という文になります。
意味は「彼女がいつも一緒の時は彼氏にベッタリくっついている」ということですね。
想像しただけでも彼が歩きにくそうにしている様子が浮かびます。
このように「まとわりつく」というのは物に対しても人に対しても使える表現なのです。
では、そんな「まとわりつく」にはどんな類語があるのでしょうか。
類語はいくつもあるのですが、大きく2種類に分けられます。
それは物に対して使う場合と、人に対して使う場合です。
つまり使う対象によって類語が違うということですね。
物に対しての類語としては以下の表現が挙げられます。
・からみつく
・ひっつく
・巻きつく
・へばりつく
・こびりつく
・張り付く
などがあります。
似たような意味でありながら、微妙にニュアンスが違いますね。
「からみつく」の場合は「何かが絡んで簡単に離れられない様子」を表しています。
実はこの「からみつく」に関しては物だけでなく、人に対しても使うことができます。
「ひっつく」というのは「ピッタリとくっついている様子」で、「巻きつく」というのは「物の周りを巻いてくっついている様子」です。
このように、みんな少しずつくっつき方が違うようです。
前述の例文で類語の使い方を挙げるなら
・濡れた髪が頬にへばりついている。
と、「へばりつく」という表現が当てはまりますね。
では、人に対して「まとわりつく」という意味での類語はというと、
・つきまとう
・ベタベタする
があります。
「つきまとう」というのは「わずらわしいほどそばについて離れない様子」、「ベタベタする」というのは「甘えたりしてくっついている様子」を意味しています。
前述の例文で使い方を挙げるなら
・彼女がいつも一緒の時は彼にベタベタしている。
というふうになります。
ただ、例文に挙げたように、対象が物か人かによって類語も異なるようです。
「まとわりつく」の使い方を例文で見てみよう!
では、「まとわりつく」の意味や類語がわかったところで、詳しい使い方を例文で見ていきましょう。
使い方としては「~にまとわりつく」という形で使います。
例文を挙げてみましょう。
・静電気のせいで服が肌にまとわりついてしまった。
意味は「静電気が原因で服が肌に引っ付いた」ということを表しています。
この例文での類語としては「ひっつく」もしくは「へばりつく」が当てはまります。
次の例文でも使い方を見てみましょう。
・このお菓子は口に入れるとクリームが舌にまとわりつくような感じがする。
意味は「このお菓子は口に入れるとクリームが舌にからみつくような感じがする」となります。
類語で言い換えるなら「からみつく」がちょうど良さそうですね。
次の例文です。
・この国は肌にまとわりつく湿気が酷くて、出かける気がしない。
意味は「この国は肌にからみつくような湿気が酷くて、出かける気がしない」ということです。
かなり湿度の高い国に行っている様子が読み取れますね。
この例文のように目に見えないものに対しても使えるようですね。
言い換えるなら「からみつく」という類語が良さそうです。
次の例文でも使い方を見てみましょう。
・愛犬が彼女の足元にまとわりついて離れない。
意味は「愛犬が彼女の足元に張り付いて離れない」となります。
この例文に当てはまる類語としては「張り付く」、「からみつく」などがあります。
さらに人に対する使い方も見てみましょう。
・彼は彼女の周りにまとわりついて、いつも様子を伺っていた。
意味は「彼は彼女の周りを付きまとって、いつも様子を伺っていた」ということです。
この例文で言い換えられる類語は「つきまとう」ですね。
使う対象が物の場合は実際にくっついている様子を表すことが多いですが、人の場合は実際にくっついていなくても、すぐそば・近くにいる様子を表せるようです。
「まとわりつく」の意味や類語は?使い方を例文で見てみよう!まとめ
「まとわりつく」には「くっついて離れない様子」を意味しており、物に対しても人に対しても使えることがわかりました。
一般的には「~にまとわりつく」という使い方をし、対象によって類語が異なります。
また、人に対して使う場合は実際にくっついていなくてもそばにいる様子を表せるようです。
例文に挙げたように色々なシーンに使えるので、覚えておくといいでしょう。
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