「リカバー」と「リカバリー」の意味の違いは？類語は？使い方を例文で見てみよう！

「リカバー」と「リカバリー」の意味の違いは？類語は？使い方を例文で見てみよう！

「リカバー」ってスポーツやビジネスシーンでよく聞く言葉ですよね。
似たような言葉に「リカバリー」というのがありますが、意味に違いはあるのでしょうか？
また、類語は何があたるのでしょう。

あい

そこで、「リカバー」と「リカバリー」の意味の違いや類語は何か、使い方を例文で見てみました。

「リカバー」と「リカバリー」の意味の違いは？類語は？

「リカバー」と「リカバリー」って似ていますよね。
では意味に違いがあるのか、一つずつ見ていきましょう。
まずは「リカバー」の意味からです。
「リカバー」とは英語表記では「recover」と表記し、「回復する」、「取り戻す」といった意味があります。
色々なシーンで使える言葉で、使い方の例文を挙げると、
・体がしっかりとリカバーするには時間を費やす。
意味は「体がしっかりと回復するには時間を費やす」という意味で、このように体調を崩した際など身体的な回復という意味で使う場合があります。

さらにスポーツシーンでも使えます。
使い方を例文で挙げると
・相手チームに3点先取されたが、まだまだリカバーできる。
意味は「相手チームに3点先に取られたが、まだまだ取り戻せる」ということです。

さらにシステム系などのビジネスシーンでも使えます。
使い方を例文に挙げると、
・停電によりシステムがダウンしたが、わずか1時間でリカバーした。
意味は「停電によりシステムがダウンしたが、わずか1時間で復旧した」ということです。
このようにリカバーには「元に戻る」という意味合いもあり、ビジネスシーンでも良く使います。

では似たような言葉「リカバリー」との違いはなんなのでしょうか。
「リカバリー」の意味は「回復」、「立ち直り」、「復帰」ということです。
意味合いは「リカバー」と似ている気がしますよね。
では、違いは何かというと、「リカバー」は動詞、「リカバリー」は名詞ということです。
そんな違いがわかる例文を挙げてみましょう。
前述の例文で使い方を見てみると、
・体のリカバリーには時間がかかる。
意味は「体の回復には時間がかかる」ということです。
「リカバー」を使った例文では「リカバーする」と動詞としての使い方をしていますが、「リカバリー」は名詞とした使い方をしています。
これが二つの違いです。

他の例文でも使い方を見てみましょう。
・停電によりシステムダウンしたが、リカバリーに要した時間はわずか1時間だった。
意味は「停電によりシステムダウンしたが、復旧にかかったのはわずか1時間だった」ということです。
ここでも名詞とした使い方をしていますよね。
「リカバーした」と使った前述の例文とは意味合いは似ているものの、使い方が違います。

では「リカバー」と「リカバリー」には類語はあるのでしょうか？
同じ意味合いの類語がいくつかあるので、ご紹介します。
まず「リカバー」の類語は「回復する」、「復帰する」、「元に戻る」などです。
それぞれの意味が違うので、例文などで言い換える際には意味をきちんと理解した上で言い換えるようにしてください。

「リカバリー」の類語は「回復」、「復旧」、「立ち直り」などです。
類語もやはり名詞なんですね。
これも「リカバー」同様にいくつか意味合いがあるので、例文などで言い換える際には意味と照らし合わせて使わなければいけません。

あい

このように「リカバー」と「リカバリー」の違いは動詞か名詞かということです。
そのため、例文に挙げたように使い方は違うので、注意するようにしてください。

「リカバー」と「リカバリー」の使い方を例文で見てみよう！

では、「リカバー」と「リカバリー」の意味の違いや類語がわかったところで、さらに詳しい使い方を見ていきましょう。
まずは「リカバー」の使い方を例文に挙げてみましょう。
・ネットが一時不通になったが、午後にはリカバーした。
意味は「ネットが一時不通になったが、午後には復旧した」ということです。
この例文に言い換えで使える類語は「復旧する」です。

次の例文でも使い方を見てみましょう。
・シュートされたが、ゴールポストに当たったので攻め込んでリカバーした。
意味はサッカーのシーンで「シュートされたが、ゴールポストに当たって入らなかったので攻め込んで持ち直した」ということです。
類語に言い換えるなら「持ち直す」が当てはまりますね。
このようにスポーツシーンでの使い方も比較的多くあります。

さらに次の例文も見てみましょう。
・前回の期末テストは50位も落としてしまったので、今回のテストではリカバーしたい。
意味は「前回の期末テストは50位も落としてしまったので、今回のテストでは取り戻したい」ということです。
類語に言い換える場合は「取り戻す」が当てはまりそうです。

このように「リカバー」は色々なシーンで使えます。

次は「リカバリー」の使い方を例文で見てみましょう。
・ネットの不通に関してはリカバリーに時間がかかりそうだ。
意味は「ネットの不通に関しては復旧に時間がかかりそうだ」ということです。
類語に言い換えるなら「復旧」が当てはまりそうです。
「リカバー」でも似たような例文はありましたが、「リカバリー」は名詞なので使い方が違いますね。

次の例文でも使い方の違いを見てみましょう。
・相手チームは既に10点先取しているので、リカバリーは難しそうだ。
意味は「相手チームは既に10点取っているので、取り戻すのは難しそうだ」ということです。
この場合での類語は「取り戻すこと」ということになります。
ここでも名詞として使っているので動詞の「リカバー」とは使い方が違います。
でも使い方を工夫すれば言い換えることはできます。
・相手リームは既に10点先取しているので、リカバーするのは難しそうだ。
このように使い方に違いがあっても、工夫すれば言い換えることは可能です。

あい

つまり「リカバー」と「リカバリー」は動詞か名詞かという点で違いがあるものの、使い方次第では同じような意味の文に言い換えられるようです。

「リカバー」と「リカバリー」の意味の違いは？類語は？使い方を例文で見てみよう！まとめ

「リカバー」は「回復する、取り戻す」という意味で、「リカバリー」は「回復、復旧」とう意味です。
二つの違いは動詞か名詞かということで、意味合いは似つつも使い方に違いがあります。
類語も同様に動詞か名詞かで違うので、もし例文などを言い換える際には動詞として使うのか、名詞として使うのか注意してください。